上越民報

2000年11月12日 bP68

目次
■第二十二回党大会が開かれます
□党大会の流れ
□党大会決議案の特徴

第二十二回党大会が
開かれます

 日本共産党の第二十二回党大会が、十一月二〇日から開かれます。その議案が九月十九日に開かれた第7回中央委員会総会(七中総)で提案され、今、全党で討議しています。

党大会の流れ

 日本共産党の党大会は、党規約で「2年から3年に一回開く」ことが決められています。前回の第二十一回党大会は、一九九七年九月二二日から二六日まで開かれましたので、今年は3年目にあたっていましたが、総選挙が六月に行われたために、遅れて開かれることになりました。
 日本共産党の党大会は、左の表のように、前後半年近くかけて行われ、党大会そのものも、数日の日程で行われます。他の政党の大会が一日程度の日程で、それも「シャンシャン大会」といわれるのとは大違いです。
 支部から党大会議案の討議を積み上げ、全党の英知を集めて決定し、決定したことを今度はそれぞれの地域に具体化していくのですが、これこそが、「民主集中制」の真髄でもあります。

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党大会決議案の特徴

 今大会には、「決議案」と「規約改正案」が提案されています。このうち、「決議案」は、8章二十五項目からなっています。その特徴を見てみましょう。

二十世紀から二十一世紀へ

 「決議案」の特徴は、何といっても「世紀の転換点にたって――二十一世紀を展望する」ということにあります。最初に、「二十世紀はどんな時代だったか」と問いかけ、「多くの激動と曲折」もきざまれたが、「しかし、諸国民のたたかいは、さまざまな逆流をうちやぶって、この世紀に偉大な世界史的な進歩を記録した」と述べ、民主主義と人権、民族の独立、資本主義への規制、社会主義について触れ、「これらの流れこそ、二十世紀にわきおこり、広がった世界史の本流である」と述べていますが、まさに、世界史はそのように発展してきたのではないでしょうか。そして、「二十一世紀の大局的な未来は、過去一世紀に大きな流れとなって広がった歴史の本流が、いよいよたしかな流れとなって、地球的規模に広がり、定着し、花開く方向にこそある」とうたいあげ、「日本共産党は、その流れを促進する先頭に立って奮闘するものである」と決意を述べています。

九〇年代の変化と展望

 ついで「決議案」は、九〇年代の変化をどう見るかに移り、前進と後退があるが、「私たちが、いま直面している現状は、党躍進の流れのなかでの新たな試練である」と位置付けています。
 「自民党政治のゆきづまりと危機はいよいよ深刻になった」こと、その一方で「日本共産党の政治的影響力は、曲折を経ながらも、全体として大きく拡大した」が、「この変化は偶然のものではな」く、「党の政治路線と日本社会のもとめるものとが接近し、合致してきたという客観的背景がある」と述べています。そして、そのもとで、「日本共産党をのぞくオール与党体制に、亀裂が入ったという点が重要である」としています。

新たな前進のために何が必要か

 後退した総選挙からの重要な教訓として、@政策的には、「批判と提案を結びつけること」「緊急策と抜本策を結びつけること」を堅持していくこと、A新たな反共攻撃を打ち破る戦いを重視すること、B量質ともに強大な日本共産党を建設することを提起しています。とりわけ、「九〇年代は、日本共産党が、政治的影響力を全体として前進させたが、組織の実力はそれに追いつ」いていないことを指摘しているのは重要です。

日本改革の提案

 決議案はこのあと、安保・外交政策の転換、経済の民主的改革、生存と生活基盤をまもる政治、憲法を生かした民主日本建設、国民的多数派の結集などについて詳細に述べています。
 また、世界の平和と進歩のための日本共産党の立場を明らかにしているのが特徴です。

参院選、都議選での躍進のために

 そして、来年夏の参院選、その後の衆院選での前進のために具体的な提案を行っていますが、「二つの受動主義――悲観主義、楽観論を一掃すること」の重要性を指摘し、「この受動主義は、選挙の勝利のためにやるべきことをやらないで、風頼みで一喜一憂するという点で、根は一つである」と分析しているのです。
 参院選に前後して行われる東京都議選について触れ、「前回の選挙で二六議席に躍進した到達点を守り、前進を勝ち取ることは、容易ではないことだが、正面からこれに挑戦する。」と決意を示しています。

五十万の党の建設を

 三八万人まで後退した党員、一九七万部に後退した『しんぶん赤旗』、これを回復するために、「二〇〇五年までに、過去最高の峰をこえる五十万の党を建設することを目標とする党員拡大五ヵ年計画をたて、計画的・系統的にこれを達成するとりくみをおこなうことを、全党によびかけ」ています。
 そのためにも、党大会成功をめざす「大運動」を成功させなければなりません。

二十一世紀はどんな社会になるか

 決議案は最後に、「二十一世紀――資本主義をのりこえる新しい体制への条件が成熟する世紀」と特徴づけています。そして、日本共産党は、「資本主義を永久不滅の制度だとは考えていない。」「資本主義の枠にとらわれない壮大な展望をかかげ、資本主義をのりこえる新しい社会――社会主義社会への理想を掲げて奮闘する」と宣言しています。
 そして、社会主義に対する日本共産党の基本的立場を明らかにし、日本共産党という党名を高くかかげて前進することを訴え、結びとしているのです。

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