上越民報
1999年6月6日 bP38


目次

  六月八日から

六月議会

 上越市議会六月定例会は、六月八日(火)から始まります。

 六月議会には、補正予算や条例の改正など十五の議案、六つの専決処分の報告、それに、助役、教育委員、監査委員などの人事案件が上程されます。

焦点のひとつは

助役六人制

 六月議会の焦点の一つは、現在二人の助役を六人にするという、「副市長制」です。

 公募した二人の助役と内部登用、外部登用各一人の合計四人の助役が提案されます。

責任は重くし

給料は下げる

 新助役は、「責任行政の確立を目指」し、「常に市長と一心同体の関係が求められ」ます。助役の責任は今まで以上に重くなりそうですが、助役の給料を逆に2万5千円引き下げる提案です。

 助役六人にも手助けしてもらう市長の給料は、そのままです。

職員の待遇下げ

部長を格下げ?

 助役の給料をわずかに下げただけでは、経費増を押さえられません。職員の待遇を頭打ちにする提案が出されています。

 部長職が廃止され、最高職位が課長になります。現在の部長は、課長に格下げになるか、辞めるか、天下りするか。

 3300万円もの高額退職金をもらう職員が、三人も勧奨退職などで辞めます。

教育委員会から

社会教育が

なくされる

 学校教育と並んで社会教育も教育委員会の重要な仕事のはずです。ところが、この社会教育事業が、教育委員会から文化政策部門に移されています。

 これも「文化部門担当」の助役を置くためでしょうか。それとも、「教育委員会は学校教育だけ」と考えているからでしょうか。

旧中ノ俣小

地球環境学校に

 今年の四月から児童がいなくなり廃校になった中ノ俣小。地球環境学校として活用されます。

 あわせて、地すべりで不通になっている県道中ノ俣線の代替(だいたい)路線として、正善寺ダムからの道が整備されます。

はぐるま座公演で

市教委に申し入れ

日本共産党上越市委員会

 これまで数々の暴力事件を引き起こし、一九八九年の中国・天安門事件の弾圧を肯定する「劇団はぐるま座」の公演が、六月六日、リージョンプラザで行われます。

 五月二六日、日本共産党新潟県委員会、同上越地区委員会、及び上越市委員会は、連名で、市教育委員会に対して、「後援の見直しをもとめる要請書」を手渡しました。

 市教育委員会は、「今回は、公演直前でもあり、後援見直しはできない。書類審査だけなので、どういう団体かまではチェックできないが、今後十分気を付ける。」と回答しました。

一九九九年五月二六日

日本共産党新潟県委員会

委員長 小日向昭一

日本共産党上越地区委員会

委員長 阿部正義

日本共産党上越市委員会

委員長 杉本敏宏

教育委員会

委員長 高橋孫左衛門様

教育長 斎  藤  弘  様

「劇団はぐるま座」公演に対する「後援」の見直しをもとめる要請書

 「劇団はぐるま座」が今年六月に県内で「南の島から」を公演すると伝えられ、その案内チラシには新潟県教育委員会はじめ少なくない市町村教育委員会が後援団体として名を連ねています。

 「劇団はぐるま座」は、数々の暴力事件を引き起こしてきた団体です。

 一九七六年、中国を訪問していた日本共産党代表と「赤旗」特派が北京空港で、中国の「紅衛兵」らに集団テロをうける事件がありましたが、当時北京公演で訪中していた「はぐるま座」団員もこの暴行に加わりました。また一九六九年には、九月と十二月に二度にわたる山口県労評大会襲撃事件がありましたが、「はぐるま座」の劇団員多数がこれに加わり、多数の労働組合幹部などを負傷させました。

 彼らは現在も、こうした暴力行為を「劇団は反修決起をおこない、歴史的な飛躍をかちとった」(「劇団はぐるま座の編集・発行「人民と共に四十年」、一九九二年)と自画自賛しています。

 また「劇団はぐるま座」は、一九八九年の中国・天安門事件について、「中国の政権転覆をねらった米欧日帝国主義の謀略、天安門広場を中心におこった反革命暴動鎮圧される」(「人民と共に四十年」 )との立場を表明しています。これは、学生らの平和的な行動を「米欧日帝国主義の謀」「反革命暴動」とし、政府の武力弾圧を公然と支持するものであることは明かです。

 それぞれの団体や劇団がそれぞれの見解や立場を表明することは自由ですが、歴史的に数々の暴力事件をおこし、また国際的な人権問題となった天安門事件について右記のような立場を表明している団体を、教育委員会が公然と「後援」するなどということはあってはならないことだと考えます。以上のようなことから、調査の上貴教育委員会の「後援」決定を見直すようつよく要請するものです。