上越民報
1998年11月8日 bP20




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「市民の森」として整備 桑取のゴルフ場建設用地 上越市(開発公社)が買収へ
行政視察にて 上越市議 杉本敏宏


「市民の森」として整備
桑取のゴルフ場建設用地
上越市(開発公社)が買収へ

 モナコ物産鰍ェ、ゴルフ場の建設を断念したのは一九九三年五月六日でした。上越市の水と緑を守る会の対県交渉の最中に記者会見が行われていました。劇的な勝利の瞬間でした。

用地を上越市が買収

 それから5年半、新たな動きが出てきました。
 九月議会中に開かれた総務委員協議会に提出された上越市土地開発公社の資料「市民の森」整備事業として明らかになったものです。

「市民の森」として整備

 その計画によりますと、モナコ所有地180fを買収し、鏡池を含む隣接の国有林44f、リフレッシュビレッジとの中間の民有地48f、合わせて272fを、「市民の森」として整備するというものです。

整備のなかみは

 整備計画では、@山里文化体験ゾーン(地域の自然特性や文化を生かす場)、A自然観察の森ゾーン(自然観察やハイキングの場)、B分区林ゾーン(植林、育林、生産などの林業体験実践の場)の3ゾーンに分けて整備するとしています。

買収の協議中です

 買収協議が行われており、「水道水源保護地域(モナコ所有地の半分以上)は、無償で」というのが市の態度です。公表時点では、買収価格は決まっていません

日本共産党が買収を提案

 日本共産党は、モナコが「ゴルフ場建設断念」を発表した翌日の一九九三年五月七日に、直ちに上越市に対して「事後対策の申し入れ」(別掲「参考資料」参照)を行いました。
 この申し入れでは、第一に「上越市が買い上げ」ることを提案しています。

日本共産党は買収は歓迎

 日本共産党は、上越市が市土地開発公社を通じてですが、モナコのゴルフ場建設用地の買収を表明したことを歓迎します。
 提案が実るまでに、五年もの歳月が過ぎましたが、自然破壊、環境破壊を許さないたたかいが、また一歩前進しました。

提案の趣旨は「開発しない」

 日本共産党の提案の趣旨は、「申し入れ」の二、三項からも明らかなように、この用地が水道水源地であることから、「開発しない」「開発させない」ということです。
 「市民の森」としての整備が、樹木の伐採や土砂移動にならないよう、求めます。

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行政視察にて
上越市議 杉本敏宏

 十一月二六日から二八日までの三日間、河川港湾火力特別委員会の視察で、福島県原町市と茨城県ひたちなか市を訪問した。
 原町市の視察は、電源三法による交付金がどのように使われているかの調査が目的であった。 煙突からの煙が見えないという最新鋭の石炭火力発電所が稼動していた。合わせて波力発電所のテストが行われている。職員の説明は、「あれもこれも交付金で整備した」というものだが。
 ひたちなか市は、中核国際港湾という巨大な港を建設している。海岸線から何キロも埋め立て、接続道路なども建設している。6800億円という巨大公共事業だ。砂丘を取り崩しての埋め立て、30m角ものコンクリートの塊で防波堤を作っている。
 いずれも、技術的にだけ見れば、すごいものだが。

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