上越民報


1998年7月26日 bP09





上越保健所に申入れ
松下電子の有機溶剤の
土壌・地下水汚染
上越地区委員会と三市町議員団

 七月六日、日本共産党上越地区委員会と上越市、新井市、板倉町の議員団が連名で、上越保健所に対し、「発ガン性物質である高濃度の有機溶剤の土壌・地下水汚染から住民の生活と健康を守る対策についての申し入れ」を行いました。

申し入れ事項
上越保健所が実施した松下電子工業新井工場の地下水の立入検査の結果について、周辺自治体と住民に明らかにし、環境汚染に対する住民不安を取り除くこと。同時に、こうした立入検査を継続的に長期にわたって行い、その結果を逐次公表すること。
松下電子工業新井工場周辺の地下水汚染の有無を調査し、結果を公表すること。
汚染の除去は、汚染を引き起こした企業の責任で除去するよう指導を徹底すること。
上越保健所管内において、こうした有機溶剤を使用している企業の把握と、使用している有機溶剤の酒類と使用量の特定、さらには使用済みの有機溶剤の回収実態を調査し、新たな環境汚染の広がりがないかどうか明らかにすること。
国に対し、こうした有機溶剤の環境汚染に対する法的整備をすすめ、環境を守るルールを確立するよう早急に働きかけること。

基準値をはるかに越える汚染
 全国にある東芝や松下電器系の工場で、環境基準値をはるかに超えるトリクロロエチレンやテトラクロロエチレンなどの発ガン性有機溶剤による土壌・地下水汚染が明るみに出ました。
 新井市にある松下電子でも、土壌から基準の900倍のトリクロロエチレンが、また、地下水からは、基準の400倍のシス1、2ジクロロエチレンが検出されました。

汚染が放置されていた
 松下電子でトリクロロエチレンを使用していたのは、一九七六年から一九八七年の間で、約五一t使ったといわれています。使用終了から十二年間も汚染の実態が隠されていたのです。
 トリクロロエチレンの発ガン性は、一九八二年から知られていました。使用済みの有機溶剤が垂れ流しされ、土壌と地下水を汚染して来たもので、企業の責任が問われます。

他にもある溶剤使用工場
 東芝と松下系の汚染が明るみに出ましたが、同じような仕事をしている工場がたくさんあります。党の申し入れは、この地域の使用工場の実態把握を求めています。

労働者の健康調査も必要
 環境と住民の健康を守る責任が、行政にあります。行政が、企業の調査にまかせるのではなく、独自調査をして、住民の不安を取り除く必要があります。
 同時に、そこで働いていた労働者の健康調査、追跡調査も必要ではないでしょうか。使用中は、有機溶剤ガスを吸っていたはずですから。


目次に戻る


唐松岳に行ってきました

市議 杉本敏宏

 参議院選挙が大躍進のうちに終った。十九日、唐松岳に行ってきた。
 有料駐車場に車を入れ、ゴンドラ乗り場に行くと、長い列ができていた。第一ケルンの終点にもたくさんのハイカーがいた。
 人ごみを避け、尾根コースを行くことにする。シモツケがいっぱいに花を開いている。所々にニッコウキスゲ。
 八方池。厚い雲がたれ込めて、眺望は望めない。タカネマツムシソウがもう咲き出している。秋が忍び寄っている。
 下の樺からいよいよ登り。お花畑には、マルバダケブキの濃い黄色とタテヤマウツボグサの濃紫色のコントラストが見事。小さなイブキジャコウソウ、ヒナコゴメグサ。樹林の下に、ウサギギク、クルマユリ。
 丸山手前のガレ場。人だかりしているのは、雷鳥の親子が居たためだ。カメラにも物怖じしない。
 広い尾根が狭まり、左手をトラバースぎみに登っていく。岩場に木道がかけられ、針金や鎖で安全を確保している。行き交う人と交互通行。
 唐松山荘の横に出る。立山方面は雲の中。唐松岳が大きく見える。頂上に向かう。ガレ場にコマクサの新鮮な花。
 狭い頂上、「走れ、ゾウ列車」の歌声。女子高生だ。帰り際に、「この山頂でこの歌が聞けるとは思わなかった。」というと、嬉しそうにはにかんでいた。
 下りは、登った道をそのまま下る。まだ、登ってくる人が多い。八方池で休む。右の谷から吹き上げてくる涼風が心地いい。黒い雲をかき分けるように、不帰の峰が顔を出す。まだたくさんの人がいる。
 八方で温泉につかり、疲れを癒す。そして、元来た道を高田へと引き返す。

目次に戻る