上越民報

1998年5月3日 bP01


議会選出の監査委員も私(市長)が決めます

突然、市長が

 宮越馨市長は、突然、「監査委員の選任は、市長の権限だから、議会選出の監査委員も市長が専任する。」と言い出しました。

監査委員の一人は議会から

 上越市の監査委員は、三名ですが、この内の一名は、「議会選出の監査委員」といって、市議会議員を当てることが義務づけられています。

議会で候補を決めるのが慣例

 どの市町村でも、この議会選出の監査委員は、議会で候補を決め、その候補を首長が選任し、議会の同意を得るというやり方をとっています。
 上越市議会では、正副議長と監査委員を「三役」として、選出してきた経緯があります。

慣例で二年に、五月に改選

 上越市議会は、四年の任期の中間であるこの五月に、慣例として、正副議長や常任委員会・特別委員会の委員の改選、農業委員・国保運協委員などの各委員、上越地域広域行政組合議員などの改選を行います。

任期四年慣例で二年に

 これらの中には、法律などで「任期四年」となっているものもありますが、「慣例」で、「二年目で辞任」することになっています。監査委員もこうした委員の一つです。

全国の自治体でなぜ

 宮越市長の言い分は、「監査委員を市長が選任するということは、地方自治法で決められている。」ということのようです。
 それではなぜ、全国の自治体で「議会で候補を選ぶ」という慣例ができているのでしょうか。

議会が選ぶのは候補です

 それは、議会が選ぶのは、「監査委員の候補」だからです。そして、その候補を首長が選任し、議会の同意を求めているのです。
 「どの議員を議会選出の監査委員にするかは、議会で決めるのがふさわしい」と考えられているからです。そして、それで不都合がないからです。

「市長権限だ」の意図は

 いままでの慣例で何も不都合はありません。それなのになぜ、「おれの権限だ。」と声高に言いはじめたのでしょうか。
 その意図は、二つあるといえます。

思い通りにならない

 一つは、南クリーンセンター問題などで、監査委員が、市長の気に入る監査結果を出さなかったと言うことのようです。「そうなったのは、議会選出の監査委員のため」と考えているからではないでしょうか。

いっかんした議会軽視の姿勢

 二つ目は、「議会軽視」の姿勢です。市民要求に基づく議員の質問に「誠実に答弁しない」ということとも共通する、宮越市長のいっかんした姿勢です。
 「議会も自分の思い通りに動かしたい」という衝動があるようです。

議会として認められるか

 このような宮越市長の、議会軽視、慣例無視のやり方を、議会として認められるでしょうか。
 議員であれば、絶対に容認できないと思います。このような議会の死活にかかわることを安易に認めるようでは、「議員の資格がない」といわれても仕方がないでしょう。
 まさに、議会の権威にかかわる問題だといえます。
 日本共産党議員団は、このような市長の横暴を認めることはできないと考えています。