上越民報

1998年4月5日 bX7

減少続く教育費
ふくれあがる借金の山

 3月議会は、予算審議の議会です。平成10年度予算が審議されましたが、日本共産党以外の全会派の賛成で成立しました。
 上越市の平成十年度の予算総額は、一般会計が493億円、これに特別会計316億円、事業会計137億円を合わせた946億円です。これがどのように使われているか。予算の特徴などについて、お知らせしていきたいと思います。

予算比率半減

主要歳出構成比

 左のグラフは、一般会計の主な歳出項目の構成比率(96年度までは決算)の推移です。
 一目で、教育費の比率がどんどん下がってきているのがわかります。1989年度には20%近くのウェートを占めていたものが、今では、11%程度にまで落ち込んでいます。
 宮越馨市長は、就任最初の94年度に16%から11%へと5%も引下げました。それからは、11〜13%で低迷しています。

教育軽視の現われ

 市長は、前年度よりも大型事業がなくなったことを予算減少の理由にしていますが、そういうことではなく、まさに教育軽視のあらわれではないでしょうか。
 いじめや不登校問題など、今は、学校教育に力を入れなければならない時です。


市民一人当り65万円の借金

市債残高

 上越市の借金(市債)の残高の推移が、右のグラフです。
 平成十年度末には、850億円を超えます。実に、13万市民一人当り65万円、四人家族で260万円もの巨額の借金の山です。

財政健全化のかけ声はどこへ

 財政健全化は、宮越市長の公約ではなかったでしょうか。
 しかし、宮越市長になって(93年度が最初の決算)からの借金の伸びの大きいのが特徴です。「箱もの市長」といわれた植木前市長は、20年かかって、500億円の借金を残しましたが、宮越市長は、わずか数年で350億円も増やしてしまったのです。
 財政健全化のかけ声はどこへ行ってしまったのでしょうか。

だれが払うのかこの借金を

 市長は、「借金には、いい借金と悪い借金がある」といいます。「いい借金」というのは、「返済分をあとで国が地方交付税という交付金に含めてくれる」借金のことだそうです。
 国が市町村に交付する地方交付税は、本来、市町村が福祉や教育などに自由に使える財源です。その一部が「借金返済用」となって自由に使えなくなってしまうことになります。そうなると、福祉や教育費を削るか、市民に負担させるかしかありません。
 結局、ツケは市民に回ってくるのです。