上越民報

1998年2月8日 bX3


いくつかの要求が
実現します


「上越市平成十年度当初予算(案)概要」に見る


 十七日、上越市は、平成十年度当初予算(案)の概要が発表しました。その中で、これまで日本共産党上越市委員会や諸団体が要望してきたいくつかの要求が実現することが明らかになりました。
 紹介します。

施設利用料金半額に

 年金者組合上越支部などが要求していた「施設利用料金を半額に」という要望が、「シニアパスポート」として実現します。市内のすべての公共施設の利用料が半額になります。
 但し、利用できるのは、七五歳以上のお年寄りだけ(予算総額一五〇余万円)。これでは、「仏作って魂入れず」です。六〇歳まで引き下げるべきです。

福祉タクシー券、ガソリンでも支給

 障害者の方々に、福祉タクシー券が支給されています。当初、十八枚でしたが、要望が強く、現在では、二六枚になっています。
 上越生活と健康を守る会などが、「車を運転する障害者には、ガソリン代を」と要求してきましたが、これが、実現することになりました。
 今後、四八枚(往復二枚として、月二回の外出)支給への制度の充実が求められます。

ホリデーサービスも開始

 「土日、祝日にもデイサービスを」との日本共産党上越市委員会などの要求が通り、さくら聖母の園と新光園でホリデイサービスが実施されます。
 デイホーム有田が、事業を開始すると、七ヶ所になり、混み具合が少し緩和されそうです。
 ショートステイも年間述べで、約千人ふやし、一万四千五百人になります。

学童保育高志児童館でも

 日本共産党上越市委員会が、継続して要求してきた学童保育(市では「放課後児童クラブ」と呼んでいます)の充実がはかられます。いままでは、学校だけでしたが、新たに高志児童館でも実施することになり、六ヶ所になりました。

「埋蔵文化財センター」 建設準備

 裏山遺跡を破壊する際に、「埋蔵文化財センター」を建設するという約束が裏山遺跡を守る会との間でありました。
 建設準備委員会の設置や基本計画の作成など「センター」建設に向けての準備調査が始まります。
 行政と裏山遺跡を守る会の人達との綿密な調整が必要です。

景気動向調査実施

 不況から脱出できない上越市の産業の実態調査を市議団で要求してきましたが、ようやく「景気動向調査」が始まります。
 悉皆(しっかい)調査とすること、調査資料の公表と活用がカギです。




厚生省
国立高田病院を
柏崎に統合



 マスコミで報道されているように、十七日、上越市の宮越馨市長は、国立高田病院の施設を厚生省から譲り受け、運営を上越医師会に委託する形で市民病院として整備することを明らかにしました。
 これに伴って、高田病院は、柏崎市の新潟病院に統合されます。

「国立で存続」が市民の願い

 「高田病院を国立で残してほしい」というのは市民の願いです。昨年秋には、2万人を超える「存続署名」が集められ、市長に提出されました。 高田病院の労働組合も、「国立での存続」のために、一生懸命、活動していました。

宮越市長は存続の意思なし

 いろいろな団体が、「国立で存続して」という要望を宮越市長に出しています。しかし、いっかんして、「国立で」と言わないのが、宮越市長の態度でした。
 杉本敏宏議員は、昨年九月議会で、宮越市長に対し、「国立で存続せよ」と迫りました。この時も、「医療機能の継承」などとは言っても、最後まで、「国立で」とは言わなかったのです。 宮越市長には、最初から「国立で存続」の意志はなかったのです。

統廃合のためならどんな手も打つこれが厚生省の態度

 昨年十二月議会終了後に、日本共産党議員団では、衆院第二議員会館の木島日出夫事務所に厚生省の担当者を呼んで、上越市との協議の情況を聞きました。
 この時、係官は、「統廃合できるなら、どんな手も打つ。何でもやる。」という態度でした。上越市に提示されている条件は、まさに「何でもやる」というものです。

悪政に手を貸す宮越市長

 「国が悪政を推し進めた時、その防波堤になる」というのが、地方自治体の重要な役割の一つです。宮越市政の特徴は、こうした自治体本来の役割を投げ棄て、政府の悪政の遂行に手を貸すということにあります。 裏山遺跡の時も、結局は、道路公団が遺跡を破壊するのにOKを出し、破壊に手を貸しました。
 「国に服従」というのは、大蔵官僚出身の市長の悲しい性(サガ)でしょうか。