上越民報

1997年12月21日 bW8


市長には、議員の質問に
誠実に答える義務がある

ひとことで降壇

 十一日の上越市議会一般質問でのこと。自由クの小林林一議員の質問に対し、宮越市長は、「今のところまったく考えていない。」とだけ発言して、演壇から降りてしまいました。
 急遽、議会運営委員会が開かれ、対応を協議しました。

答弁したことにならない

 その議運で、市政クの石平議員は、「市長は、答弁した。」言い張りました。確かに形式的には、「答弁した」といえます。しかし、あれでは答弁したことにならず、事実上、答弁拒否です。
 形を作れば、中身はどうでもいいというのは、もっとも姑息なやり方です。

議会外の言動が気に入らない

 再開後に小林林一議員は、「考えていない理由は。」と再質問しました。
 これにも市長は答えず、南クリーンセンター問題に対する小林林一議員の議会外での発言を取り上げ、それを取り消すなどしない限り、今後も、「誠意を持って答えられない。」などと発言したものです。

市長には答弁義務がある

 市長には、議員の質問に対し、誠実に答える義務があります。
 まして小林質問は、市の財政運営に係わる質問ですから、当然、答えなければなりません。それを議会外での議員の言動をタテにして、答えない等ということは、許されるものではありません。

ファッショ的暴挙だ

 市長の態度は、子供じみているように見えます。この背後に、「市民から信任されたから、何をやってもいい」という考えがあるとしたら、ことは重大です。
 議会外での議員の言動が気に入らないからという理由で、事実上の答弁拒否をするというのは、議会制民主主義を破壊するファッショ的暴挙です。

議会は黙っているのか

 「議会は、許しておくのか。」との声が、市民から寄せられています。
 まさに、議会と議会制民主主義に対する挑戦です。「市長と小林林一議員の問題」とすますわけにはいかない問題です。
 このような暴挙がまかり通るような議会であってはなりません。




杉本敏宏議員の一般質問

前回比四千票近い減票の自己点検は

【杉本】 万全の体制で臨んだ市長選挙で、前回比四千票近く減らしているが、その原因をどのように考えているか。とても信任されたとは言い難い結果だ。
【市長】 南クリーンセンター問題での異常な選挙が原因だ。
【杉本】 選挙結果は、四年間の実績評価だ。原因を外部に求めるのではなく、自己点検が必要だ。これまでの4年間の市政運営に問題があったからではないか。
【市長】 敬老祝い金の廃止を理解してもらえなかったのではないかと思う。

☆ しぶしぶではありますが、政策、特に四年間の市政運営に問題があったことを認めました。

商業振興について

【杉本】 市長も公約で「商店街活性化・地場産業・中小企業の育成強化」を掲げている。
 国民金融公庫高田支店が公表した、7〜9月の上越市内の商況調査では、「上越市内の小売業では、・・・依然として、大型店との競争や消費税引き上げの影響から抜けきれずにいる。来期は売上げがさらに悪化する見込である。」と述べている。

国に、消費税をもとに戻すよう要求せよ

【杉本】 個人消費の拡大が景気回復の要だ。消費税を元に戻し、所得減税を復活し、医療費負担を元に戻さなければならない。 市長として消費税を増税前の3%にもどすよう国に要求すべきではないか。
【市長】 国の政策にとやかく言うつもりはない。

大型店の出店を押さえるべきでは

【杉本】 「大型店との競争」が景況後退の原因であり、「共存共栄」ではない。大型店の誘致、出店はもうこれ以上認めるべきではないというのが、多くの商店や市民の考えだ。
【市長】 将来は別として、今はもう大型店はいらないという方に考えに傾きつつある。

金融機関の貸し渋り対策は

【杉本】 業者が融資を受ける上でもっとも苦労しているのが、担保と保証人だ。無担保無保証人の融資制度を創設する必要があるのではないか。
【市長】 上越市には、直接融資のノウハウがないので、できない。

元旦営業自粛を申し入れよ

【杉本】 商工会議所が申し入れをした。上越市としても申し入れすべきではないか
【市長】 行政としてできる方策を考えて見る。