上越民報
1997年11月23日 bW4


河川港湾火力特別委員会で
和歌山港、敦賀港を視察
市議 杉本敏宏

 十一日から三日間にわたって、河川港湾火力特別委員会で和歌山港と敦賀港を視察しました。目的は、港湾整備の状況。

和歌山港では

 十一日は、朝九時過ぎの電車で一路大阪へ。新大阪で乗り継ぎに1時間待ち、和歌山市へ向かい、夕方同市着。
 十二日の九時に、和歌山市のマイクロバスで和歌山城の真ん前にある市役所へ。議会の応接室で説明を受ける。
 大阪港と神戸港があり、この二つの港で関西の荷役の大部分を扱っている。船舶は和歌山港の前を通って行くが、これを引き止めることができない。和歌山から大阪・京都方面への交通網が整備されておらず、直接大阪・神戸に陸揚げした方が安くなるという。和歌山の地場産業として皮革産業があるが、動物検疫所がないために素材の皮革も陸揚げできない状態だという。
 港だけを大きくしても機能が伴わないと役に立たないということだ。阪神淡路大震災の時にも、神戸港の代替港とはならず、荷物は名古屋港から陸送されたという。 港を見学したが、大きな港の何分の一かしか使われていない様子。もともとが、住友金属の港という状況だったようだ。
 新たに整備している港湾区域の耐震強度が、神戸の惨状に学んで震度7以上だという。
 午後、敦賀市へ向かう。

敦賀港で

 十三日、敦賀市の議会委員会室で説明を聞く。敦賀港は、敦賀湾の最奥にある天然の良港だが、現在の港に接続して大拡張の最中。国道8号線、北陸自動車道などの整備が進んでいるが、しかし、意気込みとは裏腹に、荷物は少ないようだ。隣の福井港は、「百億円の釣り堀」として有名なところ。全体として荷役がないといえる。
 午後、帰路につく。

 視察を終って感じたことは、港の整備が行われているが、港そのものの使用目的が二港とも不明瞭に思われた。どういう荷物を扱うのかが明確でなく、ただ大きくしているだけといえる。外材の陸揚げだけの港のようだった。


市教委よ安易ではないか
直中屋体改築設計変更問題

 十一月十七日の文教経済常任委員協議会で、直江津中学校屋内体育館改築工事について、設計変更と工事費の増額について説明がありました。
 学校関係者から要望があり、体育館の高さを約一・五m高くする、釣り下げ式のバスケゴールを移動式に変える、450万円ほど工事費が増になるというものです。

議会軽視の専決処分は上越市の体質

 この変更を「十七日付で市長の専決処分にしたい」というのですが、これはまったくの議会軽視です。六月議会でたくさんの専決処分の承認案が出されたことから、樋口良子議員が追求していました。
 市長の専決処分は、特別の事情がなければできません。それを議会に相談もせずに、「臨時議会を開くいとまがなかった」といって専決処分をしているのです。
 議会軽視の専決処分は、上越市の体質といえます。
 議会と行政の健全な関係を保つ上からも、厳につつしむべきです。


『しんぶん赤旗』主張

 この無差別テロで、板倉町の岸田栄一さんと上越市石橋2の横尾知美さん夫妻も、犠牲になりました。謹んでお悔やみいたします。
 世界で暴力を容認する風潮が広がるのがこわい。無法者さながら、武力で覇権をふりまわす国もあります。テロ根絶へ、ルクソールの悲劇を繰り返してはなりません。
 「アメリカは、ソ連崩壊によって、『ソ連の脅威』という大義名分を失うことになった。アメリカが、『脅威』として持ち出してきたものは、北朝鮮、イラン、イラク、リビアなど『ならず者国家』とよぶ一連の国家だった。・・・アメリカが必要と考えればこれらの国々に対する軍事制裁も許される---これがいま公式にアメリカが採用している世界戦略である。」(第21回党大会決議)


十二月定例市議会は、
十二月二日(火)から始まります。