上越民報
1997年11月2日 bW2


日本共産党超短期決戦のなか
基本的陣地は維持

上越市長選挙の結果について

上越市長選挙の結果 基本的陣地は維持

 十月二六日投票の上越市長選挙で、日本共産党公認のあべ正義候補は、3908票(得票率、6.36%)の得票で敗れました。 あべ正義氏の得票は、前回田中徳光氏の得票にわずかに及びませんでしたが、超短期決戦のなか、日本共産党の基本的陣地は維持することができました。これは、党員、『しんぶん赤旗』読者、支持者のみなさんの奮闘によるものです。

歓迎されたあべさん立候補

 あべ正義氏の立候補は、国政と市政の「オール与党の政治はもうごめん」という声に応えてのものでした。立候補表明が報道されると、「よく立候補してくれた」「どっちもどっちだから投票に行かないつもりだったが、あべさんが出てくれたので行くことにした」など、立候補を歓迎する声が、連日寄せられました。

争点明確に政策全面にして

 あべ氏の立候補表明までは、南クリーンセンター問題で選挙戦は泥試合的な様相を様相でした。あべ氏が辻立ちで、「市長のやりたいことをやる市政でなく、市民のやってほしいことをやる市政へ流れを変えよう」と争点を明確にし、市民要求をまとめた政策を前面に出して訴えはじめたことで、選挙戦の流れを変えたといえます。日本共産党の辻立ち宣伝は、900ヶ所を超え、政策が市民の中に浸透していきました。

万全の体制でも大幅得票減宮越市長

 自民党の一部を含め、新進、社民、民主や連合など「企業と労組も交えた総ぐるみの組織戦」というまさに万全の体制で、一年も前から準備して選挙戦に臨んだ宮越市長でしたが、結果は「圧勝」には程遠く、前回票を4000票近く減らすという結果でした。しかも有権者の3分の一しか支持を得られず、とても「信任された」などとは言えない状況です。

市民の期待に応えられる力量を
日本共産党

 選挙結果に対し、「もっと頑張ってほしかった」という声が寄せられています。 「あべ正義」と書いてもらうところまで力が及ばなかった結果といえ、 市民の期待に充分応えることができなかったことは事実です。 来年夏の参議院選挙に向けて、市民の期待に応えられる力量をつけようと、日本共産党上越市委員会では奮闘を誓い合っています。


あべ正義氏先頭に
日米共同訓練の中止もとめて防衛庁と交渉


木島事務所のはからいで

 市長選挙の投票日直後の十月二十八日、日本共産党上越地区委員会と「関山での日米共同訓練反対・米軍実弾演習場化阻止共闘会議」は、共同で、上京して防衛庁に「日米共同訓練の中止」を求める申し入れを行いました。 この申し入れは、木島日出夫事務所のはからいで実現し、共闘会議事務局長であるあべ正義氏を先頭に、杉本敏宏、樋口良子両市議や妙高村の代表など6名が参加。また、五十嵐完二参院選予定候補も新潟から駆けつけました。

地元住民の声を代弁して

 申し入れは、防衛庁の応接室に担当官を呼び、杉本議員の司会で進められました。あべ正義事務局長が申入書を手渡し、予算委員会理事として活躍中の木島日出夫代議士が、「関係自治体からの要望への対策」「演習計画の詳細」などを明らかにするよう係官に要求しました。 各参加者も地元住民の不安や前回の演習による被害の実態などを口々に訴えました。

地元要望届いていない

 この中で、新井市などが八月末に高田駐屯地司令に提出した要望書が、防衛庁に届いておらず、地元の意向がまったく伝わっていないことがわかりました。 地元自治体の首長の要望書がこのように扱われていたことに対し、参加者は強く抗議し、直ちに情報を得て対処するように要求しました。 また、自衛隊から米軍へは「お願い」するだけで、自衛隊には日本国民の安全を守る意志も能力もないことが明らかになりました。

すでに事故が

 十一月三日から始まる演習を前にして、二十八日から兵員や資材の輸送が始まりました。その二十八日の朝に、米兵の運転するトレーラーがもう事故を起こしています。 どのような訓練をいつやるのかなど、住民には何も知らせずにやろうというのですから、住民の不安がつのるのは当然です。

 今回の共同訓練は、第一師団と海兵隊との共同訓練ですが、第一師団が首都圏担当の師団であることを考えると、特別な意味があるようです。