日本共産党上越市議会議員杉本敏宏
市政レポート
2005年6月26日 bW4

目次
☆地域協議会はどうあるべきか  6月議会の一般質問
☆第一 選任投票の改善
☆第二 審議事項を広く
☆第三 旧上越市での組織



地域協議会はどうあるべきか

6月議会の一般質問

 1月1日に市町村合併しました。合併で「住民の声が届きにくくなるのではないか」など不安の声がたくさんありました。そうしたことから、13の旧町村に地域自治区がおかれ、そこに総合事務所と地域協議会がつくられました。地域協議会のあり方について市長の見解を聞くことで、住民自治のあたらしい試みの全貌と将来像に迫りました。

前提となる考え
 最初に地域自治区や地域協議会に対する私の考え方を述べました。
@合併論議の当初、「分権の受け皿」ということがいわれました。その時から、この合併がどのような結末を迎えようとも、住民自治を考えていく上で、地方分権は進めなければならないと考え、そういう立場で、この議論に参加してきました。
A私たち日本共産党議員団は、今回の合併については反対の立場をずっとつらぬいてきました。しかし、多勢に無勢ですから、やがては合併が推進されてしまうだろうと。その時に、編入されてくる13町村の人たちを含めて、地方自治をどう発展させていくか、この観点をつねに持ちながら、議論を進めてきました。
B市町村が合併して大きな町になると、地域住民の暮らしや福祉を守るための新たな自治制度が必要になります。自治組織を構成する人たちが、どういう人たちがどういう形で選ばれるか、将来に大きく影響するだろうと考えていました。
 この観点で見ると、各区に設置された地域自治区、地域協議会はたいへん重要です。

住民自治の壮大な実験
 法律上、地域協議会の委員は、市長の任命になっていて、これだけだと、あまり住民自治に役立ちません。しかし上越市の地域協議会の委員は、その候補者を選挙で選びます。このことによって、地域協議会の性格が、がらっと変わり、住民自治の壮大な実験が始まりました。
 幸い、地域自治区に置かれた地域協議会の委員は、その候補者を選挙で選ぶというなったわけです。私は「候補者を選挙で選ぶ」という制度によって、この地域協議会の性格が、がらっと変わったと考えております。ただ単なる上意下達のための機関ではなくて、住民が自ら考え、そこの地域に起きている様々な問題を自分たちの力で解決していく道すじがつくられました。選任投票を行わないでただ単に法律のとおりに長が選ぶだけであれば、そういう評価はしないわけです。
 ここの地域での、この壮大な実験といいますか、この制度というのは、そういう点では、たいへん大きく評価をしていく必要があると思っております。
ツマトリソウ(19日、黒姫山)
 この制度は、5年間の時限立法になっていますが、その後にどう発展させていくかがより重要です。そのためにも現在抱えている諸問題を前進的な方向で解決していかなければなりません。そうした観点から次の質問をしました。

第一 選任投票の改善
 まず最初の質問は、選任投票をどう改善していくのかという点です。@応募した人達の名前が公表されないという問題、A応募したけれどもその後取り下げることができないという問題です。
 だれが地域協議会の委員に手を上げているのか判らないというのは、市民の立場から見ると、何とも不思議な話です。今の条例からいえば、「良し」でも、それで果たしていいのかという問題です。
 選任投票のために、手を上げられた方の名前を選任投票のために公表するのが「目的外使用」だとなると、じゃ「目的外」でない使い方っていったい何なのかということになるではないですか。選任投票に使うことこそが本来の使い方だと私は思うんですが、そういう点からみて、公表すべきだと思います。
 条例の建て前ではなくて、住民の一般的な感覚が通用するような形に条例を改めるべきではないでしょうか。
【答弁】「応募者名は個人情報保護の上から公表できない」「今の条例を周知する」という態度に固執しました。

第二 審議事項を広く
 二つ目は、大潟区で電源立地交付金をどう活用するかが議論になりましたが、地域協議会で何をどこまで審議するのかという問題です。
 大潟区協議会が、電源三法交付金の使途についても審議対象として、議論を進めてきました。私はこれはすばらしいことだと思っております。
   
 地域に起きている様々な問題を地域協議会が自主的自発的に取り上げて、市長に意見具申するというルール確立することが、今大事な問題ではないかと思います。
【答弁】「地域自治区の住民の皆さんの生活にかかわる行政サービス全般にわたり、地域協議会が必要と認めるものについて、広く審議し、意見を述べることができるものであると認識しております。」

   
第三 旧上越市での組織
 三番目は、現在地域自治区がない旧上越市でどうやって組織していくのかという問題です。旧上越市でつくられないと、今ある協議会も5年で終わりになってしまう可能性があります。その方向性、考え方を聞きました。
【答弁】「旧上越市の区域においても、将来的に地域協議会を設置する方向で考えている」との考えを示したものの、具体的にどう組織していくかについては、見解が示されませんでした。

 地域協議会は地域の柱だというのが私の考え方です。並列ではなくて、地域協議会の周りにNPOや住民組織があるという構図でないといけないと思うのです。

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