39.議員の海外派遣(視察)
議員の海外派遣(視察)に反対しました【2003/09/14】
2日から始まった9月議会の3日の本会議で、「議員派遣について」の議決が行われましたが、日本共産党議員団はこれに反対しました。他会派はすべて賛成でした。
海外視察すべてに反対ではない
私達日本共産党は、海外視察そのものには反対ではありません。「真に必要であれば視察すべきである」という立場です。この不況の時に大金を使って海外まで行く必要はないという考えです。
情報入手は容易に
また最近では、インターネットなどが発達しましたので、居ながらにして国内・国外の様々な情報が入手できます。ですから、どうしても現地に行かなければならないという状況は減ってきているのではないでしょうか。
海外視察も「所管事項調査」ですから、「行けばそれなりに勉強になる」などということではいく必要がありません。どうしても現地に出向かなければダメな時だけ、実施すればよいと思うのです。
そしてその時には、当選回数などに関係なく、その事案の調査にふさわしい人を派遣すればいいのです。
視察のあり方とは
日本共産党議員団では、これまでもすべての視察について、「まず視察の目的を明確にすること。その上でその目的に最もふさわしい視察地を選ぶこと。」を主張してきました。しかし現実は、まず「視察地をどこにするか」があって、場所が決まった後で、「じゃあ、何を視察しようか」となっているのが実態です。
だから、「大名旅行」と言われても、「税金をムダに使って」と言われても仕方がないと思うのです。この改善はなかなか難しいですね。