33.「国府の館」建設中止

居多神社前に「国府の館」?そんなものは不要です【2002/09/22】

 文教経済常任委員会で、「国府の館」が問題になる。市が、居多神社の前にある「蓮池」の一部を埋め立てて、「親鸞聖人ゆかりの地」として、展示施設を造るというものだ。

 杉本敏宏議員は、次のように見解を述べ、質問した。

@展示施設というが、大事な宝物を寺院はださないだろう。そうすると展示するものが何もないのではないか。展示品のない展示施設などまったくムダな事業だ。

A宗教にかかわるものを扱う場合は、慎重でなければならない。特に、そうした専門家である文化財を扱っている部門との連携が絶対に必要だ。連携がないのはどういうことか。

B「親鸞聖人ゆかりの地」としての施策がバラバラで一貫性がない。鏡ヶ池なども未だに工事をしている。全体を見通したグランドデザインがないからそういうことになる。全体計画を作った上で整備すべきだ。

C五智・国府地域は、自然環境の豊かな所だ。環境を生かすことこそが必要であり、環境を壊してまで建てるべきではない。この地域にふさわしくない。

 行政は、「見直し、再検討する。」と答えた。

 「越後国府」の所在地については、諸説があり確定していない中で、「国府の館」を称することは学問的にも問題がある。また、寺院や神社などの宗教施設に対する行政の支援は、憲法で禁じられている。「親鸞聖人の偉業を展示する」ことは憲法に抵触するおそれがある。こんなことは行政としては当然知っていなければならないことだが、それをあえて進めたところに宮越前市長の真骨頂があるといえる。