8.オンブズパーソン制度

オンブズパーソン【2003/06/01】

 懸案になっていた「オンブズパーソン制度」導入のための条例が提案されます。オンブズパーソン制度とは、「公正な立場で市政に対する苦情を簡易・迅速に処理」し、「市政を監視することによって、市民の権利利益の擁護と市政の是正・改善を図」るためのものです。

 本来なら、議会がこうした役割を果たすべきものです。

 日頃「議会の代表民主制と相容れない」といって住民投票に抵抗している議員は、どんな態度を取るのでしょうか。「市長の提案なら何でも賛成」となるのでしょうか。見ものです。

外部監査制度【2003/06/01】

 もう一つは、「外部監査制度」の導入です。「住民からの監査請求などの5つの請求又は要求のすべてについて、監査委員による監査に代えて行政組織に属さない外部の専門家による監査を求めることができるように」なります。

上越市オンブズパーソン制度導入【2003/06/29】

 6月議会に、「オンブズパーソン制度」が提案され、?10?月からの導入が決まりました。制度の概要などをお知らせします。

「市民オンブズマン」とは似て非なるもの

 新潟市でも「市民オンブズマン」が活躍していることが、時々報道されます。「市民オンブズマン」は、弁護士などが住民の立場から行政の問題、特に財政のムダ使いなどを告発し、場合によっては裁判に持ち込んだりするために結成した純粋に民間の組織です。

 オンブズマン(パーソン)制度は、行政の一機構ですから、似て非なるものです。

じゃあ「オンブズパーソン」って何?

 オンブズパーソン制度は、行政が抱える様々な問題を自ら解決するために、それらの問題点を抽出し、その改善案を提起するための独立した行政組織です。

 この改善提案を受けた行政組織が、その改善を実行します。

 オンブズパーソンが対応した諸問題は、すべて情報公開されます。

「苦情処理」も業務の一つ

 行政に対する諸問題は、住民や行政内部の職員から寄せられることもあります。こうした「苦情処理」もオンブズパーソンの業務の一つとされています。

市民にどんなかかわりが

 市民の側からしますと、行政に対する苦情はこれまでどこに持っていけばいいのか、よくわかりませんでした。

 平たく言えば、その苦情処理の窓口ができたということです。

 オンブズパーソンの事務所は、市民プラザ内に置かれる予定です。

「市政の監視」は議会の権能を制限しないか

 市政の監視は、議会の重要な権能の一つです。「競合しないか」との質疑に「制限することにはならない」との答弁でした。

 私は同じように、「住民投票は議会制民主主義と相容れない」ことはないと思いますが。

 三セクもオンブズパーソンの職務の対象になります。

「政治的利用」と「政党役員排除」の問題

 「オンブズパーソンは、その地位又はその職務の遂行を政党、政治的目的…のために利用してはならない。」ということや、兼職が禁止される者に「政党その他の政治団体の役員」ということが、オンブズマン制度を導入した自治体の条例にはどこでも「当然のこと」のように明記されています。

 上越市の条例にもこのことが明記されていますが、何が政治的利用なのか、政党役員とはどのレベルの役員なのかは、条例にはかかれていません。

 私は、「思想信条の自由に関わる」「要綱か規則で定めるべきで、議会に提示せよ。」と要求したところ、総務常任委員会に提示されました。

条例提案のあり方

 私は、「条例の施行に必要な要綱や規則も同時に提示されないと、詳細がわからず充分な審議ができない。」と強く要求しました。

 重要な条例(制度)の導入にあたっては、「こんな内容の条例を作りたいんだが。」という、行政から議会への打診が必要ではないかと思います。

 「議会と行政は車の両輪」ですし、行政の提案がベストとは限りません。条例提案前ならば、議会側の意向を反映することもできます。