上越市長
木浦 正幸 様
2005年7月20日
日本共産党上越市議員団
議員団長 杉本 敏宏
豪雨災害対策の
強化に関する要望書



 日頃より市民の命と安全にたいする施策充実のためにご尽力いただき、感謝申し上げます。
 去る6月27日から28日にかけて降った梅雨前線豪雨は最高で351ミリにも達し、吉川区を中心に市内各地で住宅、道路、農地などに大きな被害をもたらしました。昨年の地震、今冬の19年ぶりの豪雪に続く災害で、市民の暮らしと安全は厳しい状況におかれています。いまこそ、すべてに優先して災害対策の強化を図らなければなりません。
 これまで口頭で各部署にお願いし、実行に移していただいている対策もありますが、下記事項についてご努力くださるよう心からお願いいたします。



T.防災体制など災害対策全般について
1.初動体制について
(1) 区総合事務所長(以下、現地本部長)の権限を拡充強化し、現場で即時対応ができるようにすべきではないか。
(2) 避難準備は現地本部長が発令するようにできないか。
2.本庁と各区の体制について
(1) 災害対策本部は、被災地の近傍に移動して陣頭指揮にあたるべきである。
(2) 13区と同等に旧上越市の地域を担当する部署を確立し、市全体を統括する部門とは切り離して対応すべきではないか。
(3) 対外的な連絡などは災害対策本部に窓口を一本化し、必要な情報は本部に集中する体制にすべきではないか。
(4) 本庁の各部署に対応した縦系列の情報収集のあり方を再検討すべきである。
3.災害復旧時の体制と対策について
(1) 各区から本庁に移動になった職員を、一定期間各区に派遣するなど、災害復旧を迅速に進めていただきたい。
(2) 農地や林地などの被害調査などは、地理的条件と専門的知見が必要とされるので、他区からの応援も組織するなどの対策を取っていただきたい。
(3) 災害復旧は、高齢化時代に対応したやり方にしていただきたい。
@ 浸水被災した家屋に散布する消毒用石灰などの散布は、高齢者世帯には負担が大きいので、行政で対応していただきたい。
A 市街地でも高齢化が進んでいる。町内会などに頼るだけでなく、行政が主導で復旧にあたっていただきたい。
(4) 現在1万円の災害見舞金を増額していただきたい。
(5) 気象観測装置を設置している各機関と連携して水系ごとのデータを共有する体制を構築していただきたい。
U.吉川区の災害対策について
1.二級河川吉川及び大出口川の改修などについて
(1) 吉川の河川内の草木除去を直ちに行なうこと。
(2) 吉川橋の上流、約100メートルについてはU字溝などを使って嵩上げしていただきたい。なお、そばには側溝もつけていただきたい。
(3)  吉川の改修は待ったなしの状況であり、抜本的な改修を早期に行なうこと。
(4) 大出口川の堤防で部分的に陥没しているところが何ヶ所かある。直ちに調査し、手当していただきたい。
(5) 大出口川代石地内の堤防の嵩上げをすること。
2.道路災害の復旧などについて
(1) 主要地方道大潟高柳線川谷地内の地すべり災害については、一時も早く復旧工事を行なうこと。
(2)  主要地方道上越安塚柏崎線の大島区五軒角間集落入口と吉川区上川谷集落の間の除雪については万難を排して実施すること。
(3)  市道尾神川谷線の草刈り、側溝の掃除などについて急ぐこと。
(4)  上川谷集落の民家周囲除雪は、これまで小型除雪機とD3ブルの活用によって行われてきた。今後とも同集落の民家周囲除雪がスムーズにできるよう支援すること。
3.その他
(1)  民家周囲の土砂崩れなどで補助事業対象外となっているものについては市独自の支援措置をとること。
(2)  床上、床下などの浸水被害が出た原因はいろいろある。それぞれのケースについて原因を調査し、手立てを講ずること。
V.吉川区以外の地域の災害対策について
1.頸城区下吉、上吉、西福島地内の保倉川周辺は浸水被害が降雨の度に発生しているので、抜本的な対策をとっていただきたい。
2.戸野目川の一本木橋から下流の未改修部分の改修を早急に進めること。特に水害常襲地である戸野目古新田橋付近の抜本的対策を行うこと。
以上