トップ 議会活動 議事録 意見書等 政務調査費 申し入れ
上越市議会 議員の質問 議会の構成 会派の構成 活性化委員会 実績

2004年9月定例議会

議員派遣反対討論議事録


○市川文一議長
 日程第6、議員派遣についてを議題といたします。
 本件は、地方自治法第100条第12項及び上越市議会会議規則第163条の規定により、お手元に配付のとおり、平成16年度北信越市議会議長会豪州・ニュージーランド行政視察に永島義雄議員、大島武雄議員の2名を派遣することについて、議会の議決を求めるものであります。
 本件に関し、討論の通告がありますので、発言を許します。
 11番、杉本敏宏議員。

     〔杉 本 敏 宏 議 員 登 壇〕

◆11番(杉本敏宏議員)
 議員の派遣について、反対の立場から討論を行います。
 6月議会に上越市議会の海外視察の中止を求める請願というのが出されまして、その際にも私賛成討論をしたのでありますけれども、そこでも海外視察 ここで言うところの議員の派遣でありますけれども、これをやめるべき論拠について幾つか述べたところであります。
 議員の派遣については、今ほどの提案のところにもありますように、地方自治法 100条第12項によって派遣をするものであります。その100条第12項というのはどういうふうになっているか、これも先般お示ししたとおりでありますけれども、「議会は、議案の審査又は当該普通地方公共団体の事務に関する調査のためその他議会において必要があると認めるときは、会議規則の定めるところにより、議員を派遣することができる」というのが12項の規定であります。御承知のように地方自治法の100条全体は、議会の調査権について規定しているところでありまして、百条委員会というのはその中でも有名でありますけれども、絶大な権限を持って調査をすることができるわけであります。12項の調査もそういう調査の一部でありますから、そういった趣旨で議員を派遣するのかどうかということが問われるわけであります。
 それで、今回の派遣の中身を見てみますと、ことしもまたオーストラリア、ニュージーランドへ議員を派遣するということでありますけれども、この派遣の理由、これがよくわかりません。先ほど読み上げた12項からいえば議案の審査又はとなっていますから、議案の審査にかかわっているか。今オーストラリア、ニュージーランドで視察をする必要のある議案はどこにもかかっておりませんので、この状況には当てはまらないということになります。
 それから、当該普通地方公共団体の事務に関する調査のため、じゃこれに当たるかということでありますが、今上越市の市政の中でオーストラリア、ニュージーランドへ行って調査してこなければならないような、そんな問題は何にもないのではないか、これはさきの6月議会でも申し述べたところであります。そうすると、12項で規定されているこの二つには該当しないということになります。それでは何か。その他議会において必要があると認めるとき、これしかないわけであります。それじゃ、今この上越市議会でオーストラリア、ニュージーランドへ議員を派遣して調査をしてこなければならないような問題を抱えているか、そういう必要があるかどうか、こういうことになるわけでありますが、私はこれはないと言わざるを得ないと思います。
 このように、法が規定をしております100条第12項、この規定に照らしてみれば、その中で派遣を認めるどの項目にも今回の議員の派遣は当てはまらないと言わざるを得ないのであります。法律に基づいて派遣すると言っておきながら、その法律のどの条項にも当てはまらないという、こういう派遣は断固やめるべきであります。
 さて、先ほどオーストラリア、ニュージーランドへの派遣は4回目といいますか、4年連続してだというふうに言いました。今ほど述べました100条12項の規定に照らしてみますと、4年連続して行くわけでありますから、毎年毎年、これまで3年間行ったけれども、まだ調査をし残していると考えざるを得ないわけであります。そうでなければ4回目の今回、同じところへ同じような目的で行く、派遣をする必要は全くありません。そうしますと、これは言いにくいことではありますけれども、昨年行かれた方、派遣された方、一昨年派遣された方、そのまた1年前に派遣された方、こういう方々が調査目的に合った調査をきちっとやってきたのかどうかということが 私はそんなことは言いたくはないんでありますけれども、問題にせざるを得ないということになるのではないでしょうか。できるならば1回の調査できちっと調査をして、調査の目的がどこにも この 100条12項に当てはまる調査の目的がないわけでありますから、無理かもしれませんけれども、1度できちっと調査をして報告をする。こういうことが求められてくるんではないかというふうに思います。
 さて、6月の議会の請願の審査の際にもいろんな意見が出てまいりましたけれども、議員の資質の向上のためだとか、あるいはレベルアップを図るんだとか、こういうことが当時言われました。しかし、今回のこの議員の派遣の目的のところには、資質の向上とかレベルアップというのは書かれておりません。ですから、それを目的に行くのではないということを明確にしておく必要があると思うのであります。そして、その上でこうした派遣をするということになるのだというふうに思いますけれども、しかし6月の議会でも述べましたように、資質の向上とかレベルアップということであれば、これは税金、公費を使って行くのではなく自費で、自分で自分の資質を磨く、自分のレベルアップを図る、これこそが真っ当な議員のやることではないかというふうに思います。今財政難ということで、さまざまなところで財政の見直しが行われております。こうした点から見れば、この議会もまたそうしたところから、治外法権というか、横に離れているわけにはまいりません。100条12項のどの規定にも当てはまらない、そういう議員の派遣、これはやはりやめるべきではないかと思います。
 以上、理由を述べまして、議員の派遣に反対するものであります。

○市川文一議長
 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 お手元に配付のとおり平成16年度北信越市議会議長会豪州・ニュージーランド行政視察に2名の議員を派遣することについて、賛成の方の起立を求めます。
 
     〔賛 成 者 起 立〕

○市川文一議長
 起立多数であります。
 よって、お手元に配付のとおり2名の議員を派遣することに決しました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 これにて平成16年第7回上越市議会定例会を閉会いたします。
 長期間慎重御審議大変御苦労さまでございました。
                   午後1時58分 閉会

ページトップへ