○小林章吾議長
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番、杉本敏宏議員。
     〔杉 本 敏 宏 議 員 登 壇〕
◆11番(杉本敏宏議員)
 遅くなりましたが、緊急質問をさせていただきます。
 5月30日の午後6時半過ぎだったと思いますが、突然ファクスが入ってまいりました。「市町村合併に関する市民意向調査の実施について(報告)」という表題のファクスでありましたが、中身は5月30日〜6月11日まで、18歳以上の市民の約10%、1万900人を対象に上越地域法定合併協議会設置議案提出前に市民の意向を調査するというものでありました。
 私は、このファクスを見ての第一感は、何だこれは、こんなこと議会で何も議論してないぜと、こういうことでありました。議会で議論もしていないものが突然こういう形でファクスが入ってくるというのは、言ってみればあってはならないことが目の前で起きているということで、非常に大きな憤りを感じたものであります。後で聞くところによりますと、このファクスというのは行政側から議会事務局にこの報告書が届けられて、田村副議長の機転で事務局から全議員に流されたという話でありました。
 このファクスを見た多くの議員の方々が翌31日に集まりまして、どうしたものかといって対応を協議したわけでありますが、その動きがマスコミに知れ渡りまして、翌1日にはこうしたことが報道されました。考えてみますと、このファクスが流されなかったならば31日の動きもなかったわけでありますし、1日の新聞報道もない。昨日2日の日に議員のボックスの中に現物が入っておりましたけれども、それまでこうした意向調査が行われているということすら、議員すら知らないうちにやられているということになっていたはずであります。そういう点では、ファクスが流れてきたのは不幸中の幸いであったというふうにも思うわけであります。私は、まさにこういう思ってもいなかったことが起きるなどとは考えてもいませんでした。まさに寝耳に水の出来事でありました。事はそういう重大な問題であります。そのことを行政当局にもまずしっかりと認識をしておいていただきたいというふうに思います。
 私の質問は、この市民意向調査についての報告の中身等々について質問をしたいと思います。中をあけてさらに驚きましたが、それは1月〜2月に行いました18歳以上、10%の意向調査とほとんど変わらない中身でありました。1月〜2月にかけてやった意向調査を改めてこの6月にやろうということの意図が全くわかりません。1月〜2月に行った意向調査も、議会の合併特別委員会での議論では、合併の是非を問うものではないというふうに行政当局では言っていたわけでありますが、それにもかかわらず後々になりますと大方の同意を得たと、市民の同意を得たというような形でどんどんと合併論議が進められてきていたのではないでしょうか。
 この意向調査の問題について、次の意向調査は、それではどういう形でいつやるのかということが3月議会で議論になりました。本城議員の質問に対して、市長は次のように答えております。なお、この意向調査は、今回実施した意向調査と同様、総合的な設問による調査を適切な標本数を設定した上で行いたいと考えております。また、市民説明会につきましても準備会の成果を御報告し、あわせて市民の皆さんの御意見をお聞きするため、適当な時期に開催いたしたいと考えているところでありますというふうに述べております。要約すれば意向調査を行う前に準備会の成果を市民の皆さんに御報告してやりますという、こういうことであります。
 実際前回の調査票の日程表のところを見ますと、次回の調査の前には説明会を行うというふうに明記されております。今回の調査票、30日に発送されましたけれども、そういう市民説明会は一切行われておりません。議会だけではなく、市民の皆さんにも文書で公約をしたわけであります。次回調査の前に説明会をやるというのはそういうものでありますが、そういうことを一切行わずにこの意向調査に突き進んだ理由というのは一体何でありましょうか。市長の見解を伺いたいというふうに思います。
 私は、3月議会の質問でも述べましたけれども、1、2月の調査結果というのは、話し合いの結果をもとに合併について判断したいので、話し合いを進めてもよいという人が57.5%もありました。この間の法定協議会の準備会の議論の結果を受けて判断をしたいという意味であります。そうした判断のいとまも市民の皆さんに与えずに、法定協の準備会が解散をしたのは28日の夜6時から始まった会議であります。そして、30日のこの意向調査でありますから、まさに市民にも考える時間も与えない、何もお知らせをしない、そういう中で意向調査に突き進んでいるという、こういうことではないかと思いますが、こうしたことに対して市長は次のような答弁もしておられました。これまでも慎重に手順を踏んで進めてきた、判断に資する資料や情報が積極的に提供されなければならないことは当然のことである、準備会の成果を報告する場として市民説明会を開催したい、中心都市では市民説明会や意識調査をしないことが多い中、当市ではやってきた、極めて慎重な手順である。私が拙速だというふうに言ったわけですけれども、少なくとも議員の拙速との指摘は当たらない、こういう答弁もしておられたわけであります。
 まさにそういう、これまでの法定協の準備会を設立するまでの議会に対するさまざまな説明、また市民に対する説明、そうしたことをこの5月30日の意向調査に当たっては一切行わずに調査をしようというわけであります。これは一体どういうことなのか、なぜこのようなやり方をするのか、これまでの言明に全く反する、そういうやり方ではないでしょうか。法定協準備会の結果を市民に示してから意向調査を行うべきではないかと思いますが、それをやらないのは一体なぜなのか、お答えをいただきたいと思います。
 グランドデザインに法定協の準備会で申し送りされた事項が反映されていないという件については、先ほど仲田議員の質問の中でもありました。新市の名称だけではありません。地域自治組織の新設を望むという声が強く出されましたけれども、ほんの1行そういう意見が出されたということしか書かれておりませんし、合併特例債の活用の問題でも、このグランドデザインに書かれているのは新たな事業よりも既に決定している事業を優先して実施しますと書かれているわけであります。しかし、準備会ではこういう議論では終わらなかったわけでありまして、そういった準備会での議論がこのグランドデザインには一切反映、一切と言うと語弊があるかもしれませんが、特に最終盤の会議で周辺町村の方々やその他の方々から提起をされ、議論され、申し送りをするということになった中身がどこにも反映されていないわけであります。そういう最新の情報が反映されていない資料を読んで判断してくださいというのは、これは余りにも市民に対して失礼ではないでしょうか。やはり最新の資料をきちっと載せて、その上で市民の皆さんに判断を仰ぐというのが私は行政のやるべきことではないかというふうに思います。
 大体28日の会議を受けて30日に発送するということでありますから、用意周到、法定協の準備会などというのはもう関係なしにこの準備をしていたということになるわけであります。そんなことをしてしまったら、これは上越市民だけではなくて法定協の準備会に参加されているほかの市町村の方々に対しても大変失礼なことであります。そうした失礼なことをしているわけでありますが、そうした点で市長はなぜこんな急いで、慌てて意向調査をやろうとしているのか、私にはとてもそこが理解できないわけでありますが、お考えをお聞きしたいと思います。
 これまでの意向調査の中身、特に1月、2月については今ほどもお話ししましたが、特別委員会と綿密に協議をしてまいりました。そして、調査内容についても十分な協議をして、変更するところは変更する、また充実させるところは充実する、そういうふうにしてやってきたと思います。それが、今回の調査にあっては全くやられておりません。議会側からの、2回目の調査でありますからいろんな意見があると思います。私もやり方についても、やる中身についてもいろんな意見を持っておりますし、そういう場が与えられれば提案をしたいと考えておりました。しかし、そういうことが一切行われずに、この調査票が送られてしまったという、こういうことであります。こういうやり方、これからの木浦市政の市政運営といいますか、対議会対策というか、議会との関係、合併問題、特にそうでありますけれども、もう議会とは一切話をしないでどんどん行政だけでやっていきますよということの意思表示なんでしょうか。そうであるとすれば、これは重大なことであります。そんなことがないように願っておりますけれども、その点でのお考えをお聞きしたいと思います。
 先ほどの仲田議員の質問の中でも話が市長の答弁の中で出てまいりましたが、市長は5月7日に助役と企画部長が議長に10%でもいいかというようなことを確認したというふうに答弁をされました。そして、12日にも再確認をし、15日にもまた3度目の確認をして、それで5月の16日に実施のゴーサインを出したという、たしか答弁であったと思います。最初にもそういうふうに言われまして、最後にももう一度同じことを言われました。それで行政としては議会にちゃんと手続をとっているというふうに言われているわけでありますが、しかし先ほども言いましたように、私たち個々の議員からしてみれば5月30日にファクスが入ってくるまで、こういう動きが起きているということは一切わからなかったわけであります。そういう状況の中で市長はこの意向調査を進められたわけでありますが、5月7日に確認して、なぜ12日にも15日にも2度、3度にわたって確認をしなければならなかったんでしょうか。7日の1度の確認でオーケーであればそれでいいのではないんですか。12、15と2回も再確認しなければ心配だったということでしょうか。ここに今回の問題の起きた大きな原因、要因があるのではないかというふうに思います。
 2度も3度も確認をしなければ確信が持てないようなことを議会から承認をもらったといって進むというのは、通常の感覚ではとても考えられないやり方だと思うわけでありますけれども、市長はそれで十分だということでやられたんだと思うわけでありますけれども、その点で改めてこの確認の中身、具体的には議会側の議長お一人と話をされたのか、それとも議会の事務局が立ち会った上で、通常は聞くところによりますと行政から議会にお話があるときには、議長、副議長がいれば副議長も立ち会う、また事務局は当然のことながら、誤りがあってはならないので、立ち会うというふうに聞いておりますけれども、そういうことが行われたところでこの申し入れがあったのかどうか。そういう場でないところでこの申し入れがあったとすれば、それは公式の申し入れではなくて、私的な、まあお話し合いというか、雑談というか、そういうことでの話でしかないということになります。これは事の真偽を明らかにする上で重大な問題でありますから、ぜひともここのところは市長の口で改めて確認をさせていただきたいというふうに思います。
 最後の質問でありますが、14市町村での合併の是非を問う設問がこの意向調査の中にはありません。1月、2月の意向調査もそうでありましたが、合併の是非を問うものではないというふうに言ってやったわけであります。今回もないというのは、中身的には同じことになるのかなというふうに思いますが、そうであれば前回の調査時点では10市町村でありました。今回は14市町村に膨れ上がっております。その14市町村になったこの時点で、14市町村での合併がいいのですか、悪いのですかという市民への問いかけがどうしても必要だと思うわけでありますが、今回の意向調査はそういう中身ではありませんから、いつかの時点でこれをやらなければならないと思うわけであります。それを行政としてはいつやるつもりでいるのか、それをお答えいただきたいと思います。
 以上です。
○小林章吾議長
 木浦市長。
     〔市 長 登 壇〕
◎木浦正幸市長
 最初に、5月30日に報告のありました市民意向調査についてのお尋ねにお答えいたします。市民意向調査につきましては、私といたしましては18歳以上の上越市民の10%を対象とする調査の実施を考えておりましたが、3月議会の杉本議員の一般質問に対し、二者択一的な全数調査ではなく、今回と同様に総合的な設問による調査を適切な抽出率のもとで実施すべきであると考えているが、議会の大方の御意向であれば全数調査を含めて検討することもあるものと考えていると答弁を申し上げていた経緯もありましたので、何らかの形で議会から御意向が示されるものとの意識を持っていた次第であります。事実事務局には、先ほど答弁させていただきましたが、さまざまなケースを想定して予算措置や業者選定も含め、検討させていたところでございます。
 このような中、市民意向調査については当初から5月末〜6月中旬ころまでにかけての実施を予定していたことから、議会の御意向が10%調査となるのか、あるいは全数調査となるのか、議会からの御意向が示されず、大変気にかかっておりましたので、議会の御意向について、まずは5月7日に助役及び企画部長から議長に打診させていただいたところ、議決した予算どおり行政側として実施してよい旨の回答をちょうだいいたしました。その後、念のため5月12日及び15日にも助役から確認をさせていただいたところ、同様の回答をちょうだいしたものでございます。私は、この回答を重く受けとめさせていただき、翌日の16日には議決予算どおりの10%調査を行うよう指示したのでございます。
 次に、前回調査で協議の結果で判断したいが多数だったが、法定協準備会の結果を市民に示してから意向調査を行わないのはなぜかとの御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、前回の意向調査において、話し合いの結果をもとに合併について判断したいので、話し合いを進めてもよいが57.5%という結果であったことから、私といたしましても法定合併協議会準備会において協議を進めるに当たりましては、その協議内容を市民の皆さんに十分にお知らせすることが重要であると考え、準備会が開催された都度広報じょうえつや準備会だよりにおいて協議の進捗状況をお知らせするなど、情報提供に取り組んでまいりました。
 また、5月15日の第4回準備会において決定されました新しいまちのグランドデザイン概要版につきましては、広報じょうえつ6月1日号とあわせて市内全世帯に配布しているところでありますし、この8日には市民フォーラムを開催し、このグランドデザインにつきましても御説明することといたしております。このほか行政サービスにつきましては、5月1日号の広報じょうえつとあわせて全世帯に配布した準備会だより第2号において市民生活に密接に関連する項目の調整方針をお知らせいたしたところでございます。このように、私はできる限り準備会の協議結果を市民の皆さんにお知らせしようと取り組んできたところでございまして、準備会の協議結果をお示しせずに意向調査を行っているという御指摘は当たらないものと考えているところでございます。
 次に、5月28日の法定協準備会で法定協へ多くの事項が申し送りされたが、それがグランドデザインに反映していないのはなぜかとの御質問にお答えいたします。まず、グランドデザインにつきましては、地域住民が新しいまちの姿をより具体的にイメージできるよう、町の将来像や基本的なまちづくりの構想等を取りまとめた将来ビジョンであります。一方、申し送り事項につきましては、準備会の協議を終えるに当たり、この準備会で協議した事項が法定合併協議会においてその内容を最大限尊重されるようにとのことから、5月28日の準備会において決定されたものであり、このグランドデザインのほか、合併協定の基本項目、住民生活に密接に関連する事務事業の調整方針238項目、新市における行財政運営指針などが含まれております。したがいまして、準備会におきましてはグランドデザインと申し送り事項とは位置づけなどが異なるものとして扱われてきております。
 なお、住民の皆さんへの情報提供という点から申し上げますと、新しいまちのグランドデザイン概要版は、全世帯に配布することによりその内容を住民の皆さんにお知らせしているところでありますし、その他の事務事業の調整方針などは準備会だよりによりお知らせするというように、仕分けをしながらお知らせしてまいりました。また、新市における行財政運営指針につきましては、グランドデザイン概要版には案の段階のものが掲載されておりますが、これは第4回の準備会におきまして、広く住民の皆さんから御意見をいただくための資料として掲載することを会長である私から提案させていただき、準備会の委員の皆さん方からもお認めいただいたものでございます。
 私といたしましては、これまで市民説明会や議会において新しいまちのビジョンが見えないとする御意見や御質問を多くいただいたことからいたしますと、当市の市民の皆さんにとっては新しいまちのビジョンを描くことがこのたびの法定合併協議会準備会における成果としてまずは重要なことであったのではないかと考えており、この点につきましてはこのたび配布しておりますグランドデザイン概要版の内容をもってお答えしているものと考えているところでございます。
 次に、これまで意向調査の中身を特別委員会と協議してきたが、それを行わず実施したのはなぜかとの御質問にお答えいたします。このことについては先ほど仲田議員からも御質問があり、繰り返しの答弁となりますが、今回の調査につきましては議長の議決した予算どおり行政側として実施してもよいとの言葉を受け、行政側として調査内容を判断させていただいたものであります。このように判断した背景といたしましては、まず法定合併協議会は設置に当たって議会議決が必要であり、その段階で議会の御判断をいただくことになるわけでありますから、調査の段階では行政側のみの判断で進めることが妥当であるという認識がございました。また、4月に合併対策特別委員会が開催され、その結果、議会として住民の意見を聞く場を設けることについて議長に提言されていたと伺っており、私といたしましては先ほども申し上げましたとおり、議長を通じ10%調査か全数調査かを確認させていただいたところ、議決した予算どおり行政側として実施してよいとの回答をちょうだいいたしましたので、議長への提言とあわせて考えると、行政側としてという回答の中には市民意向調査の内容も含まれ、行政と議会がそれぞれ別の立場から調査を行うものと認識いたしておりました。
 なお、今回の市民意向調査の調査項目につきましては、合併対策特別委員会の委員の皆様方の御意見を参考に作成いたしました前回の設問をほぼ踏襲する形で作成いたしましたので、御理解をいただきたいと思っております。
 いずれにいたしましても、このたびの調査につきましては、議会側との整理をつけた上で私ども行政として実施内容について精査させていただいたものであり、私としてはあくまでも手順を踏んで進んできたと思っている次第でございます。
 次に、14市町村での合併についての是非を問う設問がないが、いつ行うのかとの御質問にお答えいたします。議員は14市町村での合併についての是非について直接的に問うべきであるとお考えのようでありますが、私はさきの3月議会における杉本議員の御質問への答弁の中で、次回の意向調査は二者択一的な全数調査ではなく、今回と同様に総合的な設問による調査を適切な抽出率のもとで実施すべきであるとお答えしておりますとおり、今回の調査はこのような設問形式で行いたいと思っていたところでございます。
 なお、このたびの市民意向調査が市町村合併に関する最後の調査となるのかどうかという観点で申し上げれば、例えば廃置分合申請の議案の提出の時点におきまして、そのような調査が必要かどうかを検討することも可能性としてはあるというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。
○小林章吾議長
 11番、杉本敏宏議員。
     〔杉 本 敏 宏 議 員 登 壇〕
◆11番(杉本敏宏議員)
 幾つか再質問をしますけれども、まず何といっても大きな問題は、この意向調査を始めたのは議長の同意を得たということがあるというのを何度も今の答弁の中でも言われてまいりました。しかし、私ども議員は一人としてそのことを知らないわけです。議員が一人も知らないのに議長の同意を得たということで事を進めるというのは、これはある意味では大変重大な問題だというふうに思います。
 今ほどの答弁の中で、議会として市民の意見を聞く会をやるということをお決めになって云々ということがあったかと思うんですが、それで行政とは別の立場でもって調査をするというような話が出てまいりました。しかし、これは4月の段階でそういうふうに決めましたけれども、5月26日の懇談会ではやらないということに決まったわけであります。やろうという申し入れをしたのは承知していたけれども、やらないということを決めたのは知らなかったというのもまたこれは解せない話でありますが、その程度の情報収集だったのかなというふうに不審に思うわけでありますけれども、いずれにしても議会が議会としてやったとしても、だからといってそれじゃ市がやる調査を議会に諮らない、議会と協議をしないでいいという理由には全くならないと思います。これまでずっと法定協の準備会ができるまではそういう協議を、まさにそういう点では車の両輪と言ってもいいような状況で議論をしてきたはずであります。それが今回の、特に4月以降と言った方がいいんでしょうか、法定協準備会ができてからと言った方がいいんでしょうか、議会の側とのこういう意見交換が全くと言っていいほどなくなって、その結果がこういう形でありました。
 私は、先ほどの質問の中でも心配して話をしたわけでありますが、こういうやり方がこれからの合併問題に対する木浦市政のやり方なのかどうか、これが重大なわけであります。今後も議会とは協議をしないで、この1カ月ぐらいの間にやってきたように、議長が議会に諮っているかいないかにかかわらず、議長の言葉があればそれでどんどん突っ走るんですよという、そういう意思表示で、それを今後とも続けていくということなのかどうか、そこをぜひお聞きしたいと思います。
 私は、議会と行政との関係はそんなものではなくて、やはり必要なことは議会に提起をする、そして意見を聞く、そういうことが必要だろうと思いますし、別の話になるかもしれませんが、私は常々行政は、合併を決めるのは市民ですというふうに言っているんだから、市民全員の声を聞くべきだというふうにお話ししてきましたけれども、そのときにどういうふうに言われたかというと、これも仲田議員が言われましたけれども、議員が市民を代表しているんだから議員の声を聞けばいいという、こういう答弁が常にあったわけであります。その議員にも提示をしない、意見を聞かないということになれば、もう市民不在、議会不在、これで合併問題は突っ走るという、こういうことになるわけでありますけれども、そういうふうにとらえていいのかどうか、改めて市長のお考えをお聞きしたいと思います。
 私は、説明会の問題をお聞きしたんでありますが、これに対する答弁はありませんでした。法定協準備会のニュースが出ているとか、こういうことしかありませんでしたが、前回の調査の調査票の中に明記したわけであります。次回調査の前に説明会をやるということが書かれているわけです。市民に対する公約だというふうにも先ほど言いましたが、そういうことを書いておきながら何でやらないのか。やらない理由を聞かせていただきたいというふうに思います。もう市民には聞く必要がないと、説明会をやる必要はないとどうして判断をされたのか、このことをお聞きしたいというふうに思うわけであります。
 議会とのかかわりでもって言いますと、合併特別委員会として29日、私と仲田委員長と2人で合併特別委員会を開くことの申し入れに行きました。28日に法定協の準備会が解散したわけでありますから、それを受けて今後の進め方等々について話し合いをする必要があるのではないかということで申し入れに行きましたが、行政側が意向調査の調査票を発送した30日の前の日でありますけれども、そのときにもあす発送しますという話は一切ありませんでした。私は、少なくともそういう場でそれくらいの話はあってしかるべきではなかったのかなと思います、隠しておくことではないはずですから。それをそういう場で何も話を出さずに、翌日、それも遅くなってから送りましたという報告だけが届くという、こんな関係で本当にいいのかどうか、私は大変心配に思うわけでありますが、なぜそうまでしてこの意向調査を急ぐのか、その理由がわからないのでありますけれども、改めてお聞きをしたいと思います。
 もう一つ、最後にお聞きしますが、市長は仲田議員の質問にも、そして私の答弁でも最初に議長からオーケーをもらったということを再三言われました。ところが、それは我々議員の全くあずかり知らないことだということも私も先ほども言いました。市長がそういうふうに言えば言うほど、変な話ですが、議長の立場が悪くなるんではないでしょうか。議長は、そうすると議員に何も相談もせず、諮らず、勝手にオーケーを出したというふうにならざるを得ません、今の市長の答弁では。それでいいのかどうか、市長のお考えをこれはぜひお聞きしておきたいというふうに思いますし、最初のところでもお話しして答弁がなかった問題では、5月7日に議長のところに申し入れに来られたと言うけれども、そのときそれは正規の申し入れだったのかどうか、このことについてもお答えがありませんでした。これについても改めて答弁をいただきたいと思います。
 以上です。
○小林章吾議長
 木浦市長。
     〔市 長 登 壇〕
◎木浦正幸市長
 再質問にお答えをさせていただきたいと思いますが、議会との間の中で、合併問題だけではなくて車の両輪として議会をとらえて進めてこられたようだがというようなことについての質問がございましたので、私も議会議員という経験を持つ中で、この車の両輪という言葉は大変重いものであり、したがって議会軽視という言葉は私からは到底考えられないというふうに思っておるわけであります。
 議員が一人も知らない状態で実施されたということの御発言がございましたけれども、私が議会の皆さんに特別委員会開いてほしいとか、あるいはこうしろ、ああしろという部分については大変越権行為になるわけでありますので、それは議会側の皆さんの問題ではないのかなと。私は3月議会に、前の答弁でも申し上げましたように、私の方から10%の調査で私はいいと考えておりますが、議会の大勢の皆様方から御意見がありますれば、私も全数調査というものも検討してみる余地はありますというふうに私の方から皆さんにキャッチボールのボールを投げかけさせていただいたわけでございます。そして、私はその後確認という意味で、5月に入りまして3回にわたり議長にその確認をさせていただいてまいりました。そういう意味では、私は議会議員としての経験を持つ身といたしましては、議会軽視というのは到底のことながら私はしているつもりはございません。そういう意味では、ぜひともその点については御理解を賜りたいというふうに思っているところでございます。
 そういった意味で、このやり方が木浦市政なのかということでございますが、今後も議会としっかりと協議をさせていただき、前へ進めさせていただきたいというふうに改めてお願いを申し上げたいというふうに思っているわけでございます。
 次に、2回目の市民意向調査についても市民説明会を行ってから行うとしてきたが、今回はそのような計画はなく、約束違反ではないのかということについての再度の御質問がございましたが、市民説明会については、さきの3月議会における杉本議員の御質問への答弁に際し、準備会の成果を御報告する場として市民説明会を開催いたしたいと考えているが、その具体的な実施方法については、これまでの2回にわたる延べ48会場での開催や参加者の状況などにおける反省点も踏まえ、今後の状況を見ながら検討したいとお答えいたしたところでございます。
 私といたしましては、これまでの市民説明会の中で出されました合併によるまちづくりのビジョンがよくわからない、中郷村がなぜ合併の仲間になっているのか、財政が厳しい東頸城の町村と合併することに不安があるなどの市民の素朴な疑問や意見についてきちんと御説明することが重要と考え、これまで行ってきた説明会方式を改め、当事者の方々も含めて意見交換することで市民の疑問や疑念にお答えするために、今回はフォーラム方式とさせていただいたところでございます。なお、アンケートの中にこのフォーラムの案内を同封させていただき、調査対象者に周知をさせていただいております。
 次に、5月16日に抽出率10%の意向調査実施を決定したのはなぜかということについての再度の御質問がございました。16日までに3度にわたり議長から10%で実施してよいとの回答を得て意向調査を実施したわけでございます。市民意向調査の実施に当たりまして、市民の判断材料となるグランドデザインが前日、これは15日でございますが、前日の第4回上越地域法定合併協議会準備会において決定されたことを受けて、この意向調査実施を決定したところでございます。
 最後に、5月7日の議長との対応について、正規の対応であったのかということの御質問がございました。この議長との対応につきまして、今後も正規なお伺いであるというふうに思っておりますし、そのように御理解を賜りたいというふうに思っているところでございます。
 以上であります。
○小林章吾議長
 高橋克尚企画部長。
     〔企 画 部 長 登 壇〕
◎高橋克尚企画部長 29日の件につきまして御説明をさせていただきたいと思います。
 29日、仲田委員長さんと議員がお二人お見えになりまして、そのときには特別委員会を開きたいと、ついては説明を求められたというふうに我々理解してございます。その際には、開催するので、出席してくれという趣旨で出席依頼にお見えになったかと思われますが、その中において、当然我々もそうですが、委員の方からもアンケートにつきまして問い合わせ等々がございませんでしたので、我々としては言及してなかったということでございます。
     〔「そんな答弁で済まされると思っているんですか」と呼ぶ者あり〕
○小林章吾議長
 11番、杉本議員。
     〔杉 本 敏 宏 議 員 登 壇〕
◆11番(杉本敏宏議員)
 しかし、物事というのは言いようというのもありますけれども、とてもあれですね。だって、30日に私ら初めて見たんですから、29日にそのことについて問い合わせなんてのはできるわけはないんです。ないのが当たり前であって、あったらおかしいんです、逆に。見もしないやつをどうなっているんですかって聞くことになるわけですから、何を考えて答弁しているんですか。答弁にならないですよ、それは。そして、これは部長が答弁するべき中身ではなくて市長がちゃんとやらなくちゃだめです。責任は市長ですから。そこのところをもう一度きちっと答弁をしていただきたいと思いますし、それから3回の申し入れ、正規の申し入れだったというふうに言われました。(「正規の申し入れなら議事録がある」と呼ぶ者あり)正規の申し入れというのは何をもって正規の申し入れというふうに言っておられるのかということにもなりますけれども、今議事録云々という話もありましたけれども、私は少なくとも議会側としては議長単独ではなくて事務局なりが立ち会うのが普通だろうというふうに思います。そういう状況の中でやられたのかどうか。じゃ、2回目、3回目はどうだったのか。1回目については助役と部長がというふうに言われましたけれども、2回目、3回目については助役の話しか出てこなかったかと思うんです。そうすると助役が単独で話をされたわけですけれども、それも正規の申し入れだというふうに考えておられるのかどうか。ここが非常に重要です、正規の申し入れをして、それで判断をしたということであれば、議長の方からそういう答弁があったということであれば、ある意味では行政が判断する上でやむを得ないかなという情状酌量の余地はないわけではありませんけれども、しかしこれが不正規のというか、正規の申し入れとは形態も中身も違うということになると、ちゃんとした申し入れ、確認なしにやったということになります。ここがどうしてもはっきりさせてもらわないといけないところでありますが、何をもって正規な申し入れというふうに言われたのかどうか。
 三つ目は市民説明会、フォーラムを計画しているという話がありました。6月8日です、やられるのは。意向調査は5月の30日に発送して6月の11日までに返送してくださいというんです。6月の8日にフォーラムをやって、どうしてこれを参考にできるんですか。余りにも市民をばかにしたやり方ではないんですか。そして、場所は上教大の講堂ということになっておりますけれども、何人入るのかわかりませんが、1回で済ますんであれば例えば文化会館の大ホールでやるとか、リージョンプラザのインドアスタジアムでやるとか、もっと大々的にやるべきではないんですか。それもそれをやった後で調査票を発送するというのが当たり前のことだと思うんですが、6月8日にやって、締め切りまで9日、10日、11日、3日しかないんです。これでやったなんてことにはならないです。こんな取り繕ったような答弁ではなくて、何で市民の皆さんに、私に3月議会の答弁でどうこう言ったということはそれはそれでいいですけれども、調査票の中で市民の皆さんに公約した中身です。それをやらないでこんなフォーラムでお茶を濁そうとする、このことの意味が私は全くわかりません。市長の見解を改めてお聞きしたいと思います。
○小林章吾議長
 木浦市長。
     〔市 長 登 壇〕
◎木浦正幸市長
 再度の御質問にお答えいたします。
 5月29日の答弁につきまして、なぜ部長が答弁して私がしないのかということでございましたが、私はこの5月29日の特別委員長さんと副委員長さんの申し出に出向かれたということを承知しておりませんでしたので、その当事者から答弁させていただいたわけでございます。しかし、私ども何も隠しているわけではございませんので、別段話題を避けたものではございませんので、御理解を賜りたい。つまり私たちは議長にきちんと、3月議会での私どもから投げかけをさせていただいた答えを気にしながら、3回にわたって申し入れをして、議会の皆さんが何らかのアクションを起こしていただくというところで、私の方からあれをしてくれ、これをしてくれというのは僣越でございますから、私どもの方はその信頼関係の中において、今申し上げましたように皆様方のアクションを待っていたということでございますので、私も議会人として議会軽視をしているつもりは毛頭ございません。したがって、議会のトップにおられる議長さん、正規かどうかという話がございましたが、私といたしましては議長さんとしっかり話をさせていただいたわけでありますから、それを正規かどうかということにはならない、もちろん正規なものというふうに私は認識をいたしているところでございます。そういう意味では私ども隠しているつもりは毛頭ございません。
 それから、2番目に議長の申し入れについては正規な申し入れか、何をもって正規な申し入れなのかという再度の御質問がございました。御意向をお伺いしたのはそのとおりでございます。今後誤解のないよう心がけていくように対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。
     〔「実態どうだったと聞いているんですよ、ちゃんと聞いたことに答えて
       ください。議長も聞いたことに答えるように指示してもらわないと…
       …」と呼ぶ者あり〕
◎木浦正幸市長
 ですから、私は申し上げておりますとおり、議長さんとは正規に申し入れをさせていただいておりますし、その答えをいただいたものというふうに思っております。議員御指摘のとおり、その場には事務局はおりませんでした、1回目は部長と助役、2度目、3度目につきましては助役ということでありますけれども、今後誤解のないよう対応していかなければならないというふうに感じたところでございますが、いずれにいたしましても行政側と議会のトップである議長がきちんと申し入れをお聞きし、その対応をお聞きしたということでありまして、これをやはり正規として私は考えているところでございます。
 最後に、6月8日のフォーラムにつきまして、市民をばかにしたやり方ではないのかということでございますが、私は毛頭そんなつもりはないわけでございますが、いずれにいたしましても議員が御指摘でございました意向調査の期間が5月30日〜6月11日の中で、6月8日のフォーラム、この期間設定、そして会場設定についても御意見がございましたが、この期間が残り少ない中でフォーラムを開催しているという点につきましては議員御指摘のとおりでございますので、今後の反省材料としていかなければならないというふうに思っているところでございます。
 以上であります。