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2003年1月臨時議会
総括質疑原稿


2003年1月22日

1.議案第1号
 平成14年度一般会計補正予算について


 議案第1号 平成14年度一般会計補正予算について、3つの質問をする。

(1) リフレ上越山里振興鰍ノついて
 最初は、リフレ上越山里振興鰍ノついてである。

@ 財政再建、緊縮財政といっている時に、9000万円もの出資というのは、市民の納得が得られないのではないか。また、政策的に矛盾しないか。
 市長は「身の丈市政」といっている。また、財政再建、緊縮財政といっている時に、9000万円もの出資というのは、市民の納得が得られないのではないか。9000万円というのは、一般会計約550億円の0.16%という大金である。
 不況で多くの企業が資金繰りで苦労している。貸し渋り、貸しはがしなどもある。資金の都合がつかず自殺に追い込まれる経営者もいる。こういう時に第三セクターだからといって行政がいとも簡単に出資することが許されるのか。中小零細企業に対する施策とはあまりにも落差が大きいのではないか。市内の中小零細企業にも同じような支援ができるのか。
 今回リフレ上越に出資することは、三セクの経営が行き詰まった時に、いつでも市が支援してくれるという経営に対する安易さを助長することになる。リフレには支援したが、他の三セクには支援しないというわけにはいかない。今後の三セクのためにも問題が多い。
 これらは、市長がこれまで唱えてきた政策と矛盾しないか。

A 出資した9000万円の内、8000万円が減資になるとしているが、これでは捨てたようなものではないか。
 「当市からの増資を受けた後に当市の出資金の一部について減資(消却)を行い、累積欠損金の解消を図る予定とされております。」
 減資とは、「資本金を減らすことで捻出した資金を企業の経営再建に使う措置」と言われ、「資本金の積み増し」とセットで実施される。増資によって株主の権利、一株あたりの資産は減少することになる。資本金が3000万円から1億2000万円へと4倍になるから、権利は1/4に減少する。5万円を出資している市民株主は、これまで5/3000=0.167%の権利を有していたが、この増資によって0.041%の権利しかなくなる。こんなことが許されるのか。
 減資は通常、どの株に対しても平等に実施される。そうすると一株の価値は、5万円から4000万円/1億2000万円=1/3の16,667円に減少することになる。すなわち、一株あたり2/3=33,333円損をするということだ。しかし今回は、「当市の出資金の一部について減資」といっているから、どの株も平等ではなく、当市だけが8000万円損をするということになる。9000万円増資したけれども、この減資によって残るのは1000万円だけだ。これでは8000万円をただで捨てたようなものではないか。市民の血税をこんな風に使っていいのか。

【再質問】
 リフレ上越は、配当を前提としたいわゆる通常の会社とは違うので、一旦増資してそれを借入金の返済に充てれば、財務内容が改善され、充分だと思われる。その上で累積欠損は、減資で穴埋めせずに、その後の企業努力で処理していくべきではないか。

B 8000万円の減資によらなければ、経営が改善されないような会社の増資に応じて出資するのは何故か。
 先にも述べたが、減資とは、「資本金を減らすことで捻出した資金を企業の経営再建に使う措置」である。逆にいえば、「8000万円の減資によらなければ、経営が改善されない」ということだ。一般的には「にっちもさっちもいかない」状態だ。こんな会社が増資しようとしているのである。それも1割や2割の増資ではなく、4倍の増資だ。異常な増資だと思う。先ほども述べたように、あらかじめ8000万円損することが判っていての9000万円の出資なのだ。
 こんな会社に出資するのはなぜか。

C 「当初計画の見通しの甘さ」といっているが、前経営者の責任はどうなるのか。
 「開業からわずか4年余りで・・・・・・自力では解消できない債務超過の状態に陥ってしまったことは、・・・・・・当市の当初経営計画の見通しの甘さによるところが極めて大きい」と述べている。この経営計画の甘さは当初から指摘されてきたものだ。これを「よし」として追認してきた議会にもその責任の一端はある。
 リフレは、当市が施設の維持管理のために毎年1800万円の管理委託料を支払っている。このことから明らかなように、リフレ自身は金融機関からの資金借り入れに必要な担保を何も持っていない。そのために、前経営者の個人的な債務保証で資金を借り入れて運用している。これもまた異常なことだ。
 私は以前から財務諸表の中の棚卸し金額がマイナスとなっていることを問題視し、指摘してきた。昨年度、厨房用品などの設備を売却し、リースに切り替えた際にも、このような経営手法を批判してきた。さらには、当初定額消却だったものを安易に定率消却に切り替え、今回また定額償却に戻すことになっているが、このように「当初の見通しの甘さ」だけではなく、これまでの経営全体が甘く、見通しの無いものだったのである。
 こうした甘い経営をしてきた前経営者の責任はたいへん大きい。「責任をとって退陣する」のは当然であるが、それだけで済むのだろうか。

D 何故増資するのは上越市だけなのか。
 今回の増資・減資に応じるのは、上越市だけである。何故なのか。株主全体で対応するのが当然ではないのか。上越市以外の株主にだって、経営をここまで悪化するのを見過ごしてきた責任はある。出資額に応じて責任をとるべきだ。何故上越市だけが増資に応じたのか。

E 会社更生法による再建ではなく、増資による再建としたのはどういう理由か。再建の価値はあるのか。
 先にも述べたが、リフレ上越は「にっちもさっちも行かない」状態の会社だ。清算して出直すべきだと思う。清算して困る理由は何も無いのではないか。にもかかわらず、増資による再建としたのはどういう理由か。
 増資・減資後の経営予測が委員会資料で示されている。現在の経済状況からするとこの見通しは甘いのではないか。甘い経営予測で、「再建の価値がある」と判断したとすれば、同じ轍を踏むことになる。
 リフレ上越には上越市から毎年1800万円の委託料が支払われている。本来は営業外収入だと思うが、これが売り上げに加わっている。営業利益はこれでやっと出ているという状態だ。
 リフレ上越が営業する施設は、土地も建物も上越市のものだ。従って、これらの償却がまったく無い。それでこの状態である。通常の会社のように建物等の償却があれば、まったく経営が成り立たない会社なのである。

(2) 四辻町多目的研修センターについて

@ 市町村合併をすれば、類似施設の重複を避けられるといっているが、川一つ隔てただけの三和村との調整は行ったのか。

(3) 子安住宅集会場について

@ 木造平屋建て185.5uで5340万円の工事請負費だが、四辻町多目的研修センターは一部二階建て307.37uで5050万円である。この差は何によって生じているのか。

A 同程度の工事費に引き下げることはできないのか。