樋口議員の発言の
取り消しを求める
動議に対する反対討論

 私は提案されました動議に反対の立場から討論をしたいと思います。
 今ほども、質疑で尋ねたわけでありますけれども、もともとの所から行きますと、市長が答弁をしたかどうかという問題が一番肝腎な部分でありますので、その点で述べてみたいと思いますが、あの発言の冒頭で、市長自身がどういうふうに言っておられるかといいますと、小林林一議員の質問に対しては、「私は誠実に答えるつもりはない」というふうに明言されております。自ら、「私は誠実に答えるつもりはない」というふうに言っておられるわけですから、これは答えたことにはならないというのが私共の考えであります。そうしたことから、先ほど申し述べましたようなことで、議員の審議権を侵害する、そういうふうな認定をしたわけであります。
 それで、「ファッショ的」という言葉を使ったわけでありますけれども、そういう点で言えば、まさに性格をそのまま表している言葉であるというふうに考えております。
 また、一般質問に対して、議員がルールに基づいて提出した一般質問の条項、項目に対して、答弁しないということは、これはあってはならないことであるというふうに考えております。(「答弁したよ」との市長の声)それで、先ほどいいましたように「したよ」という声が横から出ていますけれども、。(「しましたよ」との市長の声)自ら「誠意を持って答えることができない」という答弁しか、中身的にもそういう答弁でありますから、誠意のある答弁ではなかったはずでありますし、そういうふうに発言の中身もそう言う中身になっているというふうに考えております。
 それで、市長が答弁回避の理由として、当該議員の議会内外での行動、言動についてあげておりますけれども、私共の議会のこの審議の問題に対する考え方でいきますと、議会外の言動等々で、(それ)を理由にして、発言を、答弁を回避するというのは、これは許されることではない、このように考えているわけであります。「議会内外の言動を」というふうに言っているわけですから。
 ・・・横から入ってくるチャチにいちいち応えていますと、なかなか終らなくなりますので、先に進めますけれども、議事整理権というのは、議長にあるのであります。市長にあるわけではありません。ですから、議題、質問事項が質問内容として出されているわけでありますから、その質問項目に、確か三つの質問項目が、小林議員は質問されたと思うんですけれども、他にいろいろ言ったとしても、その三つの項目に関しては、きちっと答弁をする、誠意を持って答弁をする必要がある。このように考えております。それを市長自身が、「誠意を持って答えるつもりはない」というふうに言っておられるわけですから、そこが肝腎なところだと思います。
 そういう点で、提示された質問に対して、誠意を持って答えること、これが議会の本当のルールであろうというふうに思うわけですが、そのルールに則って、市長自身が誠意を持って答える、そのことをしていないわけでありますから、私共はそういった行為そのものを、あるいは越権行為、あるいは権力的、あるいは強権的、こういうふうなふうにも表現しておりますけれども、それらを一括して今回の場合には、「ファッショ的性格」というふうなことで表現させていただいたわけであります。
 そのようなことから、もともとは、誠意を持って答弁してさえいれば、こういうふうなことにはならなかったわけでありますから、そのことを指摘した議員に対して、その言葉を削除せよという、こういう要求は当たらないのではないか。このように考えるわけであります。
 以上の観点から、今出されております「取り消しを求める動議」については、反対の態度を表明させていただきます。
 以上であります。


引き続き、小林林一議員が、反対討論。

 記名投票で採決。その結果は、次の通り。

 動議に賛成    17票
 動議に反対    11票


 表決では、動議は可決されたが、発言の取り消しは、本人の同意がない限りできません。

【議長】 樋口議員は、発言を取り消しますか。
【樋口】 取り消す意志はありません。
【議長】 議長において、当該部分の発言を議事録に掲載しない処置を取ります。

 樋口良子議員の発言内容の削除、取り消しはできず、単に「議事録に掲載しない」措置が取られただけです。
 11人の良心的な議員がいたこととともに、大きな勝利とも言えます。