樋口良子議員の発言の
取り消しを求める動議と
それに対する質疑

【石平春彦】
 えー、発言の取り消し動議を提出をいたします。
 午前中の、樋口議員の討論の中で、不適切不穏当な発言がありました。「宮越市長のファッショ的性格が如実に表れたもの」との発言であります。ファッショ、ここでいいますファッショあるいはファッシズムというのは、語源は第一次大戦後に現れた極端な全体主義、国家主義のことでありまして、イタリアのファシスト党に由来し、自由主義を否定し、一党独裁のもとで、強力な軍事国家を目指し、他国への侵略政策をとったものであります。ドイツのナチズムや日本の軍部専制支配にも見られ、一般的に、独裁的、専制的な主義思想のことであります。このような意味の差別的な言葉を、ファッショ的性格、ファッショ的性格として直接的に市長個人の人格を攻撃したものであり、市長の人格を冒涜する侮辱的な発言であります。これは神聖な議会の場として、極めて不適切、不穏当な発言であり、この事が前例になりますと、議会の品位を保つことができなくなると考えているものであります。よって議会において、あらためて次の部分を取り消すことを提案をいたします。「宮越馨市長のファッショ的性格が如実に表れたもので」という部分でありま す。
 以上、議員の皆様方の御賛同をお願いいたします。

【杉本敏宏】
 出された取り消し動議に関しまして、質疑を、質問をさせていただきます。
 出された取り消し動議の内容は、「宮越馨市長のファッショ的性格が如実に表れたもので」という部分を削除せよというものでありますけれども、そこで、提案者にお聞きしたいわけであります。樋口議員はこの発言の部分で、「ルールに基づいて正式に提出された議員の―般質問に対して、答弁拒否された」こと、それから、「議員の最大の任務である行政の監督権、審議権の侵害であ」ること、「議会制民主主義の冒涜であ」ることをあげて、これらが「ファッショ的性格」であるというふうに言っているわけでありますけれども、提案者は、宮越馨市長のそうした性格を認めた上で、「ファッショ的」の語だけを削除せよというふうに要求されているのかどうか、それとも、「ファッショ的性格」という言葉に込められた思想や意志までも削除せよと言っておられるのか、この点についてお答えをいただきたいと思います。 以上。

【石平春彦】
 お答えをいたします。 えー、・・・少しあのー・・・、質、質問者のですね、真意がまだ分からない所もありますが、えー、まず、答弁・・・拒否という部分については、私は、あのー、そういう認識を持っておりません。えー、答弁はされていると、いうことを、かん、という認識を持っております。えー、従いまして、ここはまあ、事実誤認であると、言うことであります。そしてまた、あー、そのあとのですね、えー、監督権、審議権侵害、議会制民主主義の冒涜等の言葉は、「これは」というふうになっておりましてですね、答弁拒否ということにまあかかってくるわけでありますね。従いまして、答弁拒否ということの事実を認めておりませんので、この部分についても特に、論評するというか、考え方を述べる、立場にはない、ということであります。
 いずれにいたしましても、そういう部分にですね、言及するまでもなく、「ファッショ的性格」というこの言葉はですね、いわば、現在では、悪の代名詞のように使われている言葉で、あります。従いまして、不穏当な発言についてですね、取り消し、削除をですね、求めているわけでありますので、えー、それ以上でも以下でもないと、言うことであります。

【杉本敏宏】
 えー、再確認させていただきますけれども、中身の意志、思想等々には関係なく、その言葉そのものが不穏当であるから、それのみを削除せよという要求と、いうふうに解釈してよろしいわけでしょうか。

【石平春彦】
 えー、只今の質問者のですね、えー、質問については、依然としてよく解らない、その趣旨がよく解りません。えー、「ファッショ的性格」ということについて、「ファッショ」という意味はですね、先ほども提案のところで、えー、動議の提案のところで申し上げました意味であります。従いまして、その、・・・「ファッショ的」、「ファッショ」という言葉にはそういう意味が込められていると、言うことでありますので、その込められている部分につきましても当然、えー、えー、この、そういう意味を含めて、市長をファッショ的性格と、いうことで、市長の人格を直接に攻撃をしたものでありますので、そういうことで、この、もんごん(文言)は、あー、言葉においても不穏当でありますし認めるわけにはいかない、言うことであります。
 これを前例にしますと、こういう不穏当な発言が、これから神聖な議会の中で、いつまた繰り返されるかわからないという現状が、現状に至るわけでございまして、そういうことは断じて許さないという考え方でございます。
 よろしくお願いいたします。

・・・ 間が開いている部分。()内は、筆耕者の注。