【杉本敏宏】 |
3番目の質問でありますが、上越保健医療福祉学校の開設に伴う中央病院施設及び敷地の利用についてであります。
中央病院が移転した後の跡地の利用の問題では、我が党の樋口良子議員が昨年12月議会、本年3月議会と連続して一般質問で取り上げ、市長の前向きな答弁をいただいております。
昨年12月の定例市議会では、「新潟県から現病院用地と高等看護用地を一括上越市で利用計画を立てながら購入してほしいという意向が示されており、具体的な検討を進めておりますが、さらに適切な跡地利用計画を模索してまいりたいと思っております」と回答されておりますし、また「これを単純にそう緻密な計画もなく市民合意を十分にとれない状況の中で、県から頼まれたからといって安易に私どもはその話を進められる状況でもないということは、これは御認識していただきたいと思います」と答弁されております。
また、3月議会では、「十分な市民合意が得られていない中での先走りは厳に慎まなければならない、上越市社会福祉計画に基づく施設整備を広く視野に入れて、多くの市民の声を聞きながら、そして県とも協議を重ね、適切な跡地利用計画を模索していきたい」との答弁でありました。
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今中央病院の附属看護学校の校舎が上越保健医療福祉学校として使用されるということが今議会でも報告されておりますけれども、そこでまずお聞きしたいのは、この福祉学校の開設という問題は、これまで市長が言われてきたような中央病院跡地利用、全体の跡地利用の一環としてのものなのかどうかということであります。
さきに示しました市長自身の答弁でも、市長は再三「適切な跡地利用計画の模索」と言い、十分な市民合意を得る必要を主張しておられます。したがって、この福祉学校への活用計画が公表されたということは十分な市民合意のもとで適切な跡地利用計画が策定されたものと思います。そこで、今回の計画は敷地利用の全体計画の中でどのような位置づけになっているのでしょうか。
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それから、県とも協議を重ね適切な跡地利用計画を模索ということも、これも再三強調されている点であります。
今回の発表は一定程度の交渉が進んだ結果と考えられます。跡地等施設についての県との交渉はどこまで進んでいるのでしょうか。跡地利用計画の内容として、「町場における福祉施設ということの利用についても今現在も研究しております」と言って、特養ホームも大事な視点と答えておりますけれども、特養ホームを含めこの中央病院跡地の老人福祉施設への活用の研究はどのように進められ、どこまで進んでいるのでしょうか。以上、明快なる回答をお願いいたします。
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